舌骨(ぜっこつ)は、

  • 骨と直接つながらず
  • 筋肉と筋膜だけで支えられ 
  • 喉元で宙に浮いているような    構造をしたとても特殊な骨です。



※図引用:TeachMeAnatomy

“The Suprahyoid Muscles” より


この小さな骨は、「飲み込む」という高度な動きの中心にあります。


嚥下では、舌骨の上側につく筋肉である舌骨上筋群を

  • 舌下神経
  • 迷走神経
  • 舌咽神経

など複数の脳神経が協調します。


さらに舌骨下筋群は、首の神経(頚神経叢)の支配も受けています。


つまり嚥下は、舌骨を挟んで、脳神経と首の神経が、綱引きのように引っ張りっこという連携でなりたっている、非常に複雑なシステムなのです。


このバランスは、

  • 歯並び
  • 舌の位置
  • 睡眠時無呼吸
  • 誤嚥               などにも深く関係しています。

“食べる・飲み込む・呼吸する”

当たり前の動きの裏には、驚くほど繊細な協調機構が存在しています。


繊細だからこそ、タイミングもズレやすい。高齢になって誤嚥がひどくなってからでは、回復も難しくなります。

若いうちに、できれば子供の時に(歯列矯正は絶好のチャンスです)正しい機能を整えておきましょう。