こんにちは。数あるブログの中から

フラワーアレンジメント教室シェフレラを

お訪ね頂き、ありがとうございます。

主催しております岡本京子です。

 

 

 

 

 

端午の節句のお花といえば

「花菖蒲(ハナショウブ)」です。

 

 

 

紫色が高貴なイメージで

和にも洋にも

男性的にも女性的にも

見える不思議な魅力のある花です。

 

 

 

今日は、ハナショウブの特徴と

生ける時のポイントをご紹介します。

 

 

 

 

 

アヤメ科の花たち

「菖蒲」と書いて、「ショウブ」とも

「アヤメ」とも読みます。

 

 

 

アヤメ科に「ハナショウブ」「アヤメ」

「カキツバタ」「アイリス」など

似た花がたくさんあります。それぞれに品種も多いので

パッと見て「これはアヤメ」「これはアイリス」などと

区別するのは難しいお花です。

 

 

 

乾いた土地でも生息するアヤメ、

水辺など湿地に生息するカキツバタ、

どちらにも生息するハナショウブなど

生息地で分けるとアヤメとカキツバタは

わかりそうです。

 

 

 

私は、なんとなく「しっかりしている葉がアヤメかな」

「少し華奢な葉だからハナショウブかな」という風に

触ったイメージがありますが、レッスンで使うときは

必ずお花屋さんに確認しています。

 

 

 

 

 

 

長持ちする秘密

ハナショウブは、とても花持ちが良く

長く楽しむことができるお花です。

 

 

その秘密は、1つの花に2から3個の蕾がついていて

順番に花開くからなんです。

 

 

 

 

 

写真でもわかるように、開いている花の隣に蕾があります。

時間差で順番に花が開くので、長く楽しむことができるのです。

 

 

 

一つ目の花がしぼんだら、その花びらを摘んで下さい。

すると栄養が行き渡り次の花が綺麗に開花します。

そして、しぼんだ花がない方が

新しい花がより美しく見えます。

 

 

 

蕾が2つ、3つついていることもあるので

お花屋さんで買うときに蕾の数や膨らみも

チェックして買うことをオススメします。

 

 

 

こまめに花瓶を洗って水を変えれば

長い期間楽しめるお花です。

 

 

 

 

ハナショウブを生ける時、覚えておきたいテクニック

ハナショウブを生けるときに覚えておくと

良いポイントがあります。

 

 

 

それは、葉の使い方です。

これを知っていたら断然生けやすくなるので

ぜひ覚えてください。

 

 

ハナショウブの葉は、下の写真のように

長い葉や短い葉が数本重なり合って

束になっています。

このままだと長さにバラツキがありすぎて

生けづらいのです。

 

 

 

 

 

 

かといってバラバラにすると、

細く柔らかくて剣山やスポンジに刺すことが

難しい上に、花瓶で水に生ける場合(投げ入れ)も

ストンと縦に落ちてしまい面白みに欠けてしまいます。

 

 

 

 

 

 

そこで、長さを揃えて数本ずつ組み合わせます。

 

 

 

 

 

ハナショウブやアヤメなどの葉は

1本の葉の根元が二重構造になっていて

下の方はお互いの葉を挟み合うことが

できます。

 

 

 

 

 

なので、写真のように使いやすい長さに

葉を組み合わせて、必要のない下の方を

切っておきます。

 

 

 

そうすると剣山やスポンジにも挿しやすい

厚みと硬さが生まれます。

また投げ入れの際も、葉の間に花の茎を挿せば

花を固定しやすくなります。

 

 

ハナショウブを生けるときに

知っておきたいテクニックです。

 

 

 

 

 

一種生けで清々しく

端午の節句は男の子のお節句です。

「尚武」と武勇に繋げて縁起をかついで

ハナショウブを生けます。

 

 

 

華やかさよりも、凛とした清々しさが

似合う節句、花だと思います。

 

 

 

そこで私は花菖蒲一種類のみで

生けてみました。

 

 

 

 

 

お友達のご自宅の玄関に生けさせて頂きました。

 

 

 

今年の4月に息子さんが進学されて

新しい環境でいらっしゃいます。

そんな息子さんの新生活を

応援する気持ちで生けてみました。

 

 

 

葉は同じアヤメ科の「シャガ」の葉です。

我が家の花菖蒲の葉より、勢いがあるので

こちらの葉を使いました。

 

 

 

 

 

 

 

間も無く5月5日

 

鯉のぼりや、兜を飾りましたか?

今のご時世マンションにお住いの方も多く

なかなか鯉のぼりや兜を飾るスペースの

確保が難しい方も多いかと思います。

 

 

 

持っていても、忙しくて出せない方も

いらっしゃるかもしれません。

 

 

 

でも、なにかお節句らしいことをしたい方は

花菖蒲を飾ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

菖蒲湯に入ってリラックスするのも

良いですね。

 

 

 

お節句の由来や意味、思い出を話しながら

柏餅とお茶を楽しむというのもオススメです。

 

 

 

楽しい休日を過ごされるヒントになれば

嬉しく思います。

長文を読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

菖蒲湯についての記事はこちら。

「【買い間違え注意!】端午の節句に欠かせない花「花菖蒲」とお風呂に入れる「菖蒲」は全く別のものです」

https://ameblo.jp/kyoko-no-post/entry-12372700562.html