こんにちは
横浜・東戸塚の整理収納アドバイザー岸間江美です。
家族が自分で自分のことができるということ・こどもが達成感を感じる家であることを大切にしている私が『自分らしく』実践している整理収納をご紹介します。
こどもが学校、幼稚園、保育園、習い事教室等で、達成感を感じるまで何かを上達するのはなかなか難しいことだけれど、家の中にはこどもが「自分でできる」を感じる種がたくさん落ちていると思っています。
自分の手を使って、自分の頭を使って、自分のことをする。
そのことに達成感を感じる
私は、こんな良いことないなって思っていて、私がこどもを育てる上で一番大切に思っていることです。
なので、試行錯誤しながら、家中のいたるところに工夫をしています。
前回の記事と違って、幼稚園生時代から帰宅後のお片付けを続けている小学2年生のお姉ちゃんには、帰宅後のルーティーンに親の工夫はさほど必要ありません。
なので、今回は「自分でできる我が家の学用品の収納の仕方」のお話をしようと思います。
(ちなみに我が家には、学習机はありませんので、リビング学習です)
まずは、参考までに彼女の帰宅後のルーティーンについて。
①ランドセルをリビングの真ん中に置く。
②トイレ・手洗い・うがい。
③連絡帳・宿題・学校からのお手紙、終わったプリントやテストを出し、それぞれをなんとなく分ける。
④リビングのテーブルに、③で分けたものを出す。
④時間割をそろえる。
⑤宿題をする。
⑦鉛筆を削る。
⑧給食セット(マスク・ナフキン・タオルハンカチ)を交換、使ったものを洗濯機へ。
⑨ランドセルを定位置に収納。
⑩おしまい!
POINT1
こどもと相談しながら、こどもの目線で学用品の置き場所を決める。思考錯誤は必須です。
お客様のお宅でお子様の学用品の整理収納するときは、必ず学校から帰ってからの動きについてお子様にお聞きします。
自分で自分の日々の動きを人に話すことで、頭の整理ができるようになります。
頭の整理は、行動への第一歩です。
経験上、お片付けが苦手でも、頭の整理が嫌いなこどもはいないと実感しています。
子どもと一緒に学用品はここにしかないという風にシンプルにはっきり場所を決めておけば、「ママあれどこー?」がなくなり、自分で支度できます。(そこになければ、購入しなければいけないということも分かりやすくなる)
我が家の場合、入学したての頃は、帰宅後にやることが幼稚園時代よりぐんと増えたことで一時期、片付けに時間がかかり、イライラしていることが多くなりました。(疲れもあると思いますが)
そこで、私の勝手な思い込みでこども部屋に学用品をまとめて置いてみたこともありましたが、うまくいきませんでした。
あらためて、ちゃんとお姉ちゃんの意見を聞いてみると、帰ってきたらとりあえずリビングに直行したい、また重いランドセルは床の位置で水平移動した方が楽とのことで、リビングのテレビ台に収納するという今の形になりました。
POINT2
学用品を使用頻度で分ける
本来は、使用頻度別に分けた上で、同じ部屋など一か所にまとめておいた方が、分かりやすいと思います。
ただ、我が家の場合、学用品を収納しているテレビ台の収納はそう広くありません。なので、使用頻度高と低で二か所に分けています。
でも、我が家のお姉ちゃんいわく、めったに使わないものは違う部屋にある方が分かりやすくて良いそうです。
使用頻度高/毎日使うモノ(リビング)
・教科書
・新しいノートのストック(ここになければ、買わないといけない)
・終わったテストやプリントをいれるケース
・一週間分の給食セット
・ランドセル
使用頻度低/めったに使わないモノ(こども部屋)
・突然持ってくるように言われる(ような気がする(笑))スポンジや雑巾のストック。
・去年使っていた教材で今年も残したいと本人が判断したもの
・使い終わった教科書・ノート
・長期休み前に給食の白衣代わりに持っていくエプロン
・図工に使うもの等
POINT3
学用品を置く場所には余裕を持つ。
これは、大人も同じですが、何かに引っかかったり、取り出した時に別のモノが一緒に出てきたりすると、収め方が雑になり、乱れてきて、リバウンドします。
なので、収納場所はなるべく余裕を持って、シンプルな方法にしています。
また、長期休み前になると、普段学校に置いているお道具箱や体操服などを持ち帰って保管しなければなりません。
場所に余裕があれば、長期休み中に持って帰ってくるものを置く場所をあけておくと良いと思います。
スペースに余裕がない場合は、あらかじめ長期休み中のものを一か所にまとめて入れる折り畳みのかごなどを用意しておくと良いと思います。
プリントを紛失したり、親から学校への提出物を提出し忘れるというのは、今使っていない物がランドセルの中に混在しているから。
ランドセルの中身を常に明日必要なモノだけのシンプルな状態にしておけば、子どものミスを防ぐことにつながり、子どもを叱らなくてもよくなります。
大事なことは、どうすればこどもが「自分でできる」を感じられる仕組みになるかを考え、実践し、こどもと一緒にトライとエラーを繰り返すということだと思います。
こどもがすんなり支度できないということは、こどもが悪いのでもなく、親御さんが悪いのでもなく、今のやり方、収納方法がそのお子さんに合った方法ではないという「ただのサイン」です。
ぜひ、お家の中で、たくさんの「できる!」をこどもと一緒に共感できるといいなと思っています。
来年は、次女も小学生になるので、新たにそれぞれのやりやすい方法を皆で模索して収納場所を決めていこうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
●お知らせ●
12月2日(土)「元気になるお片付け基本講座」@東戸塚地区センター