こんにちは

横浜・東戸塚の整理収納アドバイザー岸間江美です。

 

家族が自分で自分のことができるということ・こどもが達成感を感じる家であることを大切にしている私が『自分らしく』実践している整理収納をご紹介します。

 

こどもが学校や習い事教室等で、達成感を感じるまで何かを上達するのはなかなか難しいことだけれど、家の中にはこどもが「自分でできる」を感じる種がたくさん落ちていると思っています。

 

自分の手を使って、自分の頭を使って、自分のことをする。

そのことに達成感を感じる

私は、こんな良いことないなって思っていて、私がこどもを育てる上で大切に思っていることです。

なので、試行錯誤しながら、家中のいたるところに工夫をしています。

 

今日は、幼稚園から帰宅後のお片付けについてお話しします。

 

我が家には幼稚園の年長さんの娘がいます。

帰宅後のルーティーンはこうです。

 

①かばんを和室に置く。

②水筒をテーブルに置き、ひも付きカバーをかける。

※キッチン入口につけたフックにひっかけるだけ。

③かばんの中身を出す。

洗濯物まとめる(お弁当のナフキンや手拭タオル等。)

④上着や制服をハンガーにかける。

※ハンガーは滑りにくいイオンのキッズ用ハンガー

⑤幼稚園からの手紙をテーブルに出す。

⑥お弁当や、給食のセット(お箸とコップ)をキッチンのシンクに出す。(ふたを開け、軽く水につける←これは年長になってから。ちなみにこの日は給食。)


⑦まとめた洗濯物を洗濯機にもっていくついでに手洗いうがい

(金曜日は上履きと制服も一緒にこのタイミングで洗面所に持っていきます。)

⑨かばんをいつもの位置に戻す前に、翌日のお手拭きタオルをかばんに入れる。

 

 

⑩おしまい!

※かばんは置くだけ。

 

順番や方法については彼女自身が考えて行動しています。

最初からテキパキ動けていたわけではありません。

彼女自身もどうすれば早く片付けが終わるのか、色々考えてこのようになったのだと思います。


POINT1

・一旦荷物を置く場所(お片付けの動線の起点となるところ)は、お片付けの流れが滞らない場所にする。(行ったり来たりしないで済む場所)

・幼稚園用品の定位置は、部屋の奥や、なんとなく暗いところ、2階等、大人にとっては何でもない距離の場所でも、こどもの目線に立って、ちょっとでも面倒くさそうなところはNGです。

(もし、帰宅後のお片付けをお子様がしないとお悩みの方がいたら、それはここに改善点があるかもしれません。)

 

我が家は、マンションに住んでいます。

部屋の中央にある和室の隅がこどもの動線の起点になります。

この和室には、幼稚園用品を収納するハンガーラックもあり、ここを起点にするとキッチンにも洗面所にも行きやすいです。

この起点を誤ると、ちょっとめんどうくさくなるのか、うまくいきませんでした。


 

 

POINT2

幼稚園用品は、置くだけ、かけるだけ等、簡単な収納にする。

ふたを開けてから収納、引き出しを開けてから収納等、ワンアクションしなければいけないような収納はしません。

 

POINT3

完璧は求めない。

ちょっとかばんのひもが出てても、ハンガーにうまくかかってなくても良いと思っています。

まずはこどもが「自分でできる」を感じることが大事なので、美しさは二の次です。

 

POINT4

日によって片づけ始めるまでに時間がかかったり、ぐずるときもあります。

でも、私は代わりに片づけません。

その代り、こどもに響く言葉や方法をさぐる努力をします。(我が家は、タイマーを使って時間を図ったり、私が数字を数えたりするとがぜんやる気がでます。)

 

POINT5

これが最も大事です。

できたら(特にぐずった日は)、必ずできたことをハイタッチやハグをして一緒に喜びます。

とはいえ、私もいつもいつも完璧にできているわけではありませんが、このことがこどもの次の達成感につながると実感しているので、気を付けています。

 

 

荷物のお片付けも、人生の一部。

極端な言い方をすると、私がこどもの代わりにお片付けをすることは、こどもの人生の大切な経験を奪ってしまうことになると思っています。

 

こどもたちが自分は自分の人生の主役なんだってことに早めに気づき、主体性をもって生きていくことにつながると良いなと思っています。

 

次回は、小学生のお姉ちゃんの帰宅後のお片付けについてお話しします。

 

●お知らせ●講座をします。

12月2日(土)「元気になるお片付け基本講座」@東戸塚地区センター