駒得ドリル | 虚海の千年の学び

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私こと虚海の将棋の勉強を中心に、お仕事のこと、競馬やゲームなどの趣味のこと、ファイターズのことなどを書いていきたいと思います。

こんばんは。虚海と申します。昨日ブログを書きましたけど、コメントで「令和の振り飛車」という名前の変態が絡んできたんですよ。この人、前にツイッターで絡んできて気持ち悪くてブロックしたんですが、ブログにも湧いてきたんです。こちらもすぐブロックしましたけど、本当に気持ち悪い。もう二度と現れないでほしいし、できたら死んでほしい。死ねばいいのに。

 

まあいい。ブロックしたし二度と現れないと思うので、今日のテーマにいきたいと思います。久々に「虚海の棋書レビュー」を書きたいと思います。今日はこの本です。

 

 

はい、先日発売したばかりの、甲斐日向さん著「駒得ドリル」になります。この本は私が所属しているサークルのらいーにょさんという強い方が推薦されていた本で、この方の推薦の本なら間違いないだろうと本屋で見かけて即買いしました♪ とりあえず1周目が終わったのでレビューを書きたいと思います。

 

 

  この本の内容

この本は「駒得に特化した問題集」というのがウリになっております。冒頭講座で駒得のメリットについてのシンプルなまとめがありまして、その後問題練習になっております。

 

第1章・第2章は「駒得できる次の一手」を探す問題になっています。まず第1章では部分図で基本手筋の練習をし、第2章で全体図を用いての練習という流れになります。第1章の部分図による練習でで初歩の手筋から身につけることができますし、第2章の全体図による練習では手筋をどこで用いるかを探すことまで含めた実戦的なトレーニングをすることができます。

 

また、それぞれ最初は次の1手を探す問題なのですが、途中からは3手先まで答える問題にレベルアップされており、ここでも無理なくステップアップできるような工夫を感じますね。

 

第3章は一転して相手に技をかけられた状況で、駒損しないような次の一手を見つける練習になります。

 

 

  この本の難易度

構成が巧みなこともあり、決して難しい本ではないと思います。基本手筋から練習できますし、3級以上くらいであれば、おそらく出題されるほとんどの手筋を見たことがあるでしょう。

 

でも、油断できないのが全体図を用いた練習で、盤面全体から隙を探すのは案外難しいものです。ちょっと気を抜くと浮き駒や遠くから相手の駒が効いているのに気づかなかったりするので、盤面全体をしっかり見て落ち着いて丁寧に考えることが必要になってきます。そういう練習にも効果的だと感じました。

 

おそらく有段者が取り組む本ではないと思いますが、手筋をあまり知らない初心者には基本手筋を学ぶいい教材になると思います。1級くらいでも基本手筋の復習になりますし、全体図を用いた問題をこなすことで、どこで手筋を使えるかがピンとくるようになるでしょう。ただ手筋を知るだけでは実戦で使いこなすのは難しく、このピンとくる感覚ってとても大事ですので、その感覚を身につけたい上級者にもおすすめできる本だと思います。