53角で金銀があれば詰む | 虚海の千年の学び

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私こと虚海の将棋の勉強を中心に、お仕事のこと、競馬やゲームなどの趣味のこと、ファイターズのことなどを書いていきたいと思います。

こんばんは。虚海と申します。今日はいきなり部下の一人がお休みしてしまいました。人がいないので突発的にお休みされると最悪です(笑)。とりあえずなんとかなったのですが、私は朝7時半から出勤する羽目になり、すっかり疲れ果ててしまいました。早く金曜日の夕方になりませんかねえ…

さて、今日は「ゆかなか竜王戦」の第3局でした。初戦で負けましたが敗者復活トーナメント初戦は勝ち。今日は初段の方相手でした。勝てば敗者復活トーナメント準決勝に進出です。とはいえ相手は初段ですからねえ… とりあえず頑張りました。さて…

  対局の概要

お相手が先手番で、角道を開け合ってすぐに閉じてこられたので、こちらは右四間飛車を見せるとお相手は四間飛車に。結局、四間飛車 対 右四間飛車になりました。少しずつジャブを入れていく中で、お相手が65歩と角道を開けてくれたのが僥倖でした。そこから一気に攻め込み切り合いに。珍しく鋭く寄せることができて、一気に詰ませることができました。


  対局のポイント

まずはこの局面。ちょっと6筋から攻めるのが大変だと思って、8筋も突いてみました。飛車をいろいろ動かしてみて隙を探すというのは今までやったことが無かったです。これも袖飛車を進めて下さった方のおかげですね(笑)。


その後少し進んで。ここでお相手が65歩と突いてくれたので、77角成→同桂→同飛車成で一気に攻め込めました。もし相手から65歩と来なければ、こちらから65歩と突いていたと思います。


その後、ここで33桂と跳ねました。馬の効きを止めて11角成を防いだつもりだったのですが、これはあまりいい手ではありませんでした。というのも、相手も72飛車や82飛車など早い攻めがあったので、こちらも88飛車など早い攻めを意識すべき局面でした。


最後にこの局面。今日読んだ詰将棋の解説で、「53角を打てて金銀があれば詰む」というのがありました。なので、48銀成から精算して53角が実現し、勝ち切ることができました。珍しく一気に踏み込むことができ、パターンではありますが長い詰め筋を読み切ることができて、大変良かったと思います♪


  終局図

終局図はこちら。最善手も約80%でしたし、点数も高かったです。なにより、寄せがうまくいったのが嬉しい。私はいつも自分の寄せを「ナタの切れ味」といっていますが、これは鋭い寄せという意味ではもちろんなく、「切れ味が無い」って意味なんです(笑)。今日はカミソリの切れ味だったと勝手に自画自賛しています♪ 次も頑張ります!