再びこんばんは。虚海と申します。今日は買い物だけしてゆっくりと過ごしました。競馬はなんとなく白富士ステークスに手を出してしまいましたね。本命は京成杯馬のグラティアス。前々走は休み明け、前走は明らかに距離が長くて惨敗なのに4番人気… 2000mに戻るここは絶好のタイミングでした。相手は皐月賞4着のアドマイヤハダルと菊5着のディープモンスター。ただ、1番人気のジャックドールは昇級初戦に加えて1番人気の逃げ馬だから軽視したものの、予想以上に強かった時に備えて勝負はワイド。グラティアス軸から相手の2頭に2点買いで、的中。配当は6.3倍でした。こんなおとなしい馬券でも回収率は300%を超えるのですね。
…棋書レビューだった(笑)。今日はこちらの本をご案内させていただきたいと思います。
去年マイナビ将棋文庫から出た本間先生の本「ひと目の詰めろ」です。先日1周目を終わり、現在2周目に取り組んでいます。そもそも「ひと目シリーズ」は名作が多いと思いますが、この本はどうでしょうね~(笑)。「ひと目シリーズ」は本当の初心者から読める本もたくさんありますが、「これって有段者じゃなければ難しいんじゃね?」という本もそれなりにあります。この本はどちらかといえば後者に入るかなと思います。いや、私が弱いからそう感じるだけかもしれませんけどね。
この本の特徴は?
この本は本題にもある通り、「詰めろをかける」問題が201問載っている本です。全問部分図になっており、考えやすいことは考えやすいかなと思います。相手方の持ち駒もすべてではないので、相手の持ち駒も計算に入れつつ最も有効な詰めろ、具体的には必至になれば最高だし、そうならなければ詰めろを受けられても攻めが続くような詰めろをかけなければなりません。ヒントも難易度も書いています。
肝心の難易度は?
簡単な問題もたくさんありますが、難しい問題もたくさんあります。個人的には「こんなのわかるわけないべさ」的な問題もけっこうありますし、解説も1級の私には不十分。「~以下即詰みですし」みたいに書かれている部分も多いので、盤駒が必要なものも少なくありません。「~以下攻めが続きます」みたいに書かれている部分も、その後どのように攻めが続くのかわかんない…というのがどうにも…。いや、私の棋力が低いのが最大の問題なのですけどね。ただ、攻めの方向性というか、こういうふうに寄せていくのがいいんだなっていう感覚は身につくかなとは思います。
どんな人にオススメ?
上記の通り、読みこなすのはそれなりに大変な本だと思います。初段以上の方、もしくは私のフォロワーさんのRさんのように詰将棋が得意な方であれば完璧に理解できるかもしれませんが、一般的な級位者には相当厳しい。ウォーズ4級以下の方には正直オススメしません。1~3級の方であればお勧め度Bくらいかなあ。初段~二段の方にはピッタリかもしれません。
それでも私が二周目に取り組んでいるのは、先ほども書きましたが寄せの方向性が身につくと思いますし、理解しようと頑張ることで力がつくかなと思うからです。多少ストレスがかかっても良ければ、ぜひ読んでみてください。必至本はあっても詰めろ本ってあんまりありませんし、私とは違う感想を持たれるかもしれませんね。