めちゃくちゃ面白かった

【汝、星のごとく】の続編になる【星を編む】を

読んだので今回はこちらの感想を

書いていきます。


こちらは前作で登場した3人の人物の

深掘りだったりその後だったりが

判明します。



こちらも面白かった( ^ω^ )




以下ネタバレ注意⚠️













・春に翔ぶ

1人目は主人公の暁海と櫂を支えてくれた教師

北原先生の過去が掘り下げられる話。


そんな先生には1人娘の結がいるんだけど、

噂では教え子に手を出して妊娠させた子どもと

作中ではあったけど教え子菜々とのことに

ついてもちゃんと補完される内容でした。

やっぱり北原先生はいい人だった。゚(゚´ω`゚)゚。


結は確かに菜々が産んでいますが、

彼女が家族に内緒で付き合っていた

別の男性との子ども。

北原先生は手を出していなくて、

菜々と結を離れ離れにしないように

あえて自ら自分の子どもですって嘘ついたんです。


家族や大学時代のことで苦悩した先生は

同じように家柄にしんどい思いをした菜々は

気になる存在だったんだろうけど

それでも自分が親だってなかなか言えないよね。

未成年に手を出したって立場もなくなるのに…!


あと本編冒頭の北原先生が暁海以外の女性に会いに行くシーンがあるんですが、この女性は奈々。

結を引き取ってから奈々と

離れてしまうけど無事に再会。

定期的に会う関係になっていたわけですね。

納得だし、スッキリー( ^ω^ )




・星を編む

タイトルにもなっているこの話は漫画家になりたい

と頑張っていた櫂を支えた編集者たちの話。


1人目の漫画時代の編集担当である植木さん。

彼はまだ学生だった作画担当の櫂と

作家担当の尚人2人の才能を信じてずっと支えて、

アニメ化されるぐらい大人気漫画まで成長させます。

2人目の編集担当である二階堂さん。

彼女は漫画をやめた櫂に作家になるように声をかけ、亡くなる前に櫂が最後に書いた小説を生み出すきっかけを作った人。


そんな2人が櫂の最後の作品【汝、星のごとく】を世に生み出すまでの姿が描かれています。

櫂という作家に惚れた2人が必死に頑張る姿は

感動しました。

尚人の未成年に手を出したというゴシップ(真相は手を出してない)は世に広まって消えないけれど

それに負けず、なんとしても櫂の作品を世に出して

たくさんの人に素晴らしさを知って欲しいという

熱意がやばかった。


櫂は本編終盤で亡くなってしまうのが

これを読むとさらに切なくなる。゚(゚´ω`゚)゚。




・波を渡る

ラストは本編ラスト後の暁海のその後。

北原先生との関係も本当の夫婦になる結末は

個人的にはすごくすんなり納得できた。

もちろん、ラスト後すぐに櫂が亡くなったから

じゃあ北原先生と…っていうわけじゃなくて

何十年も時間をかけて、2人の心境が

変わっていく過程も丁寧に書いてある。


共に支え合って、一緒に過ごせば

人間だから想いの形も変わるよな…って(´ω`)


個人的に北原先生幸せになって欲しかった

欲目もあるけど←


それでも2人はお似合いだな〜って感じる。

穏やかな日常の中、2人は幸せになって欲しい。





このシリーズはおそらく

これで完結だと思うんですが、

本当に素晴らしいので是非気になる人は

読んでみて下さい( ^ω^ )





ではまた!