令和5年8月1日再放送予定。
『水戸黄門』第2部の最終回であった第33話「お犬さま罷り通る(江戸)」で東野英治郎の扮する光圀が綱吉に犬の皮を贈ったとき、柳沢吉保は綱吉に「ご老公はご乱心です。乱心者を副将軍などと遇する必要はありません。蟄居がよろしいかと」と進言していた。
「副将軍」という役職は正式には存在せず、光圀は「史実(とされる通説)」では全国行脚していないし、ドラマでやっている旅は行く先々で徳川の家紋をひけらかす職権乱用であった。だから将軍が前水戸藩主・光圀を「副将軍」などと遇する必要はないという柳沢の意見は当然で、しかも光圀は隠居なのだから西山荘でじっとしているのが当たり前であったから、蟄居も当然。西山荘で『大日本史』編纂をしているべきである水戸の隠居がやたら外に出歩くから蟄居処分が必要なのだろう。
この「お犬さま罷り通る」の劇中で光圀は憐みの令の廃止を求めてはおらず、この令の行き過ぎは柳沢個人による暴走ということになった。
その後の『水戸黄門』でも憐みの令は人命尊重と動物愛護の法で、末端の役人が悪用していただけということになっており、里見浩太朗が光圀を演じた第43部によると知立では殿様が姥捨て山を作るなど、命を大切にする精神は浸透せずに弊害のみが続いていたようだ。
第2部によると光圀は5代将軍・綱吉の次の将軍として甲府宰相・綱豊を推していたが、この綱豊はのちの6代将軍・家宣である。光圀没後9年たった1709年に綱吉も没すると、家宣は綱吉の葬儀を待たずに憐みの令を廃止した。柳沢の失脚もこのとき。時代は新井白石と間部詮房による正徳の治の世に移る。当時、吉宗は奇異藩主で、3年後の1712年に大岡忠相が伊勢の山田奉行になっている。
水戸光圀は憐みの令を廃止することなく、政敵・柳沢を幕政から追放することもできず、それをやったのは光圀が推していた家宣だった(家宣が柳沢を追放したとは言えないかも知れないが)。光圀は綱吉の治世の後半に幕藩体制の中で将軍に少し意見して終わっただけということのようだ。
あきたん(@yamadapansy)さん / X (twitter.com)
今12チャンで見たけど、水戸黄門こと光圀は、生類憐れみの令に反発して犬の毛皮50匹分を綱吉に送りつけたそうだ。水戸黄門って野蛮でサイテー。こうなると里見浩太郎さえキライになる。
/コナっち/柏樹湖夏(@konatti)さん / X (twitter.com)/
生類憐みの令をやってる時は水戸黄門のイメージを守りたかったのか、光圀が犬の毛皮を大量に送りつけてこんな法律やめなさいと遠まわしに伝えようとしたというメインイベントが無視されてました
東野英治郎の「水戸黄門」第2部第33話「お犬さま罷り通る」で光圀が綱吉に犬の皮を贈る場面がありますよ。
>@yamadapansy 水戸黄門こと光圀は、生類憐れみの令に反発して犬の毛皮50匹分を綱吉に送りつけたそうだ。水戸黄門って野蛮でサイテー。
@konatti 水戸黄門では第2部第33話「お犬さま罷り通る」で水戸老公が綱吉に犬の皮を贈っていましたよ。
@ColintheMcCrash 2011年7月18日の水戸黄門第43部第3話は生類憐みの令に関する話でした。
1971年5月10日の第2部第33話では光圀が綱吉に犬の皮を贈っていました。
C.A.L 水戸黄門 第43部 第3話「名馬が守った父娘の絆(平塚)」平成23年7月18日放送
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『水戸黄門』と生類憐みの令関連tw(2012年12月7日~2014年6月24日)
水戸黄門、お犬さま、仁平の墓、元禄3年
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令和5年 08月02日 20:52