約四半世紀前、某FM誌の読者は当時6人のサザンをベストアーティストに選びながら、チェッカーズをワーストに選んで「そろそろメンバーを減らしたらどうか」と批判していた。光GENJI、おニャン子クラブ、本田美奈子もやり玉に挙げられていた。しかし、チェッカーズについて「メンバーが余っている」という批判は当たらなくなった。
後にダンサーを含めた米米クラブが登場。1991年このFM誌休刊の翌年、1992年にチェッカーズ解散。それから数年、ボーカルとラップとダンサーの数名によるTRFが出現。1998年にモーニング娘がデビュー。アイドルグループは大人数の時代となった。
チェッカーズの再結成は無理のようだが、例えばタカモクがクロベエの代わりのドラムで、マサハルがキーボードという布陣であればバンドとして成立しそうなものだ。
大森が抜けたサザンオールスターズの場合、ドラムをヒロシか毛ガニのどちらかに任せて、一方にギターを任せるというのは無理だろうか。
チェッカーズはドゥーワップを得意とするバンドだったらしく、ボーカルがフミヤ、マサハル、モクの3人なのもそのせいで、アルバムではその3人のボーカルの個性が出ていたが、シングルA面だけ聞くとフミヤ以外のボーカルの必要性が薄れ、FM誌で読者から「メンバーが余っている」等と酷評されていた。