「ドラえもん」の「ジーンと感動する話」でのび太の担任の先生が「目が前についているのは前へ前へと進む為だ」とのび太に言った。人生訓としては感動的でいいのだろうが、生物の歴史で考えると、おそらく原因と結果が逆で、目が出来た結果、目が向いている方向が「前」と呼ばれるようになったのだろう。
posted at 19:15:58
「前」は動物が進んでいる方向である。では動物が進む方向に目が出来たのか、逆に目が出来た所が進行方向になったのか、そこは難しい問題だ。@kyojitsurekishi
posted at 01:46:53
生物が全身の細胞で光を感じていた時、前も後ろも関係なかったはずだ。クラゲのような原始生物からナメクジウオ(のような生物)、さらに魚類に進化した過程で身体が棒状になり、一方に1個の脳と1対の目が出来た。これで頭と尾の区別ができた。@kyojitsurekishi
posted at 01:48:22
@kyojitsurekishi 以前、雑誌「ニュートン」で魚類から始まる脊椎動物の顔の進化が扱われた。「生命潮流」で生物学者Lyall Watsonが生物の進化における目の獲得は奇跡的だと言っていた。
posted at 18:49:12
@kyojitsurekishi のび太の担任の教師は「目が前についているのはなぜだと思う。前へ前へと進むためだ」と述べた。これは生徒指導としては名言だが理科の授業であれば話は逆で、目ができた方が前になったのだろう。
posted at 18:50:15
@kyojitsurekishi ドラえもんがのび太の目を後頭部と足に「移植」した時、のび太は後頭部を「前」にして先生にお辞儀した。
posted at 18:50:28
新説:動物の共通祖先はクシクラゲ? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
今思うと、のび太の担任の先生が言ったように、前に進むために目ができたようにも思える。
@kyojitsurekishi まず、脊椎動物の祖先の身体に捕食專門の口ができて、生物が口のある方向に泳ぐようになり、口の近くに目、耳、鼻などができたのではないか。
明日は藤子・F・不二雄没後20周年。
前後一覧
〔平成28年(西暦2016年)9月〕
関連語句
〔ドラえもん 感動する話 [1]〕~〔ドラえもん 感動する話 [10]〕
〔生命潮流〕