@kyojitsurekishi TBSの「水戸黄門」の撮影場所は一貫して京都だったようだが、茨城県(特に水戸市)は撮影所を提供しようとしなかったのだろうか。出演者を長時間、京都に拘束する時代劇の問題点が解消されなかった。
posted at 09:59:13
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は「水戸黄門」終了について松下と電通の力の限界と逸見没後のキャスティングの問題を挙げているが、脚本家が若者を意識して単純な善悪二元論を廃し、人間ドラマを重視したシリーズを作ろうとしていた矢先に終了したという側面もあるようだ。
posted at 09:55:12
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は最近の時代劇について「何でも説明してしまう脚本」が駄作だと言う。「水戸黄門」では終了間際にやたらと水戸老公の「説教」が目立ったが、これは東野英治郎のころからそうなのか、里見黄門で増えたのか、そこは検証してみる必要がある。
posted at 09:57:58
 
@kyojitsurekishi 「なぜ時代劇は滅びるのか」で悪人の内面を描き出す今の時代劇に批判があるが、必殺シリーズでは主人公自体が悪の集団であり、悪の内面、悪人の言い分、人が悪にそまる理由を描くにはその手しかないか。だが時代劇では鼠小僧も雲切仁左衛門も主人公になっている。
posted at 23:52:46
 
犯罪者であった八百屋お七も主人公になったくらいだ。時代劇が吉良上野介の言い分をたっぷりと紹介してもいいだろう。
 
kyojitsurekishi 春日太一氏の「なぜ時代劇は滅びるのか」は「助さんが水戸老公に変装しているような水戸黄門」「暴れん坊将軍が遊び人に扮しても似合わない遠山の金さん」「三枚目の密偵がいない必殺仕事人」に対する批判があって、21世紀の時代劇のスタッフに勧めたい本である。
posted at 21:05:30
 
@kyojitsurekishi しかし春日太一氏は「京都で撮影される民放の連続時代劇」の存続にこだわりすぎているように見える。「信長協奏曲」のロケ地をネットで調べると東日本に集中しているように見える。
posted at 01:45:15
 
春日太一氏は水戸黄門の視聴者が高齢者に偏った問題と、1996年の個人視聴率判明を指摘しているが、石坂・里見黄門とその間の「こちら第三社会部」等の現代劇について「視聴率が10%前後をさまよった」とするだけで、これら作品の個人視聴率に言及していない。
 
つまり「なぜ時代劇は滅びるのか」を見る限り、春日太一氏は石坂・里見黄門の視聴率のうち、高齢者の比率が何%で、30~40代の比率が何%だったか、それは佐野黄門までと大して変わらなかったのか、変化があったのか、そこを具体的に述べていない。
 
春日太一氏は「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」と「怒れ!求馬」について視聴率が余りよくなかったとしているが、それは世帯視聴率なのか。個人視聴率で考えると高齢者ではない比較的「若い」層の視聴者の比率は増えたのか、そこがはっきりしていない。
 
春日太一氏は里見黄門について「視聴率はシリーズを追うごとに下降した」としているが、それは世帯視聴率であろうか。重要なのは40代以下の個人視聴率であり、それが上がれば世帯視聴率は低くてもいいはずだ。「なぜ時代劇は滅びるのか」はその辺が説明不足だった。
 
@kyojitsurekishi 「なぜ時代劇は滅びるのか」にある「水戸黄門」論で注目したのは実質的な主人公が助三郎という配役面の問題と、松下電器にとって主な顧客が30~40代で、高齢者はお呼びでないという点。終了は当然で遅きに失した。京都の撮影所が困る云々は春日太一氏個人の感傷。
posted at 00:57:12
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は逸見稔没後のナショナル劇場のスタッフ(特に中尾チーフ)を「『水戸黄門』を延命させた功労者」と見ているのか、「『水戸黄門』を終わらせた戦犯」と見ているのか、「なぜ時代劇は滅びるのか」を読む限りではページによってどちらにも解釋できる。
posted at 11:13:01
 
@misterhiropon 春日太一氏によると水戸黄門では若い助格の活躍が話の中心で、水戸老公は一歩引いた立場で、力持ちの格さんが色男の助さんをサポートするから実質的な主人公は助さんだそうです。「まんが水戸黄門」はそこがはっきりしていたようですね。すると実写の里見黄門は失敗作?
posted at 13:37:56
 
@shingetsuu もちろん「地上波で放送され、京都で撮影される、民放の1時間枠の連続時代劇の新作」がほとんどなくなっているだけで、民放地上波のスペシャル枠、撮影場所が京都とは限らない時代劇、BSでの再放送、時代劇専門チャンネル、NHK時代劇、映画も含めれば時代劇は健在です。
posted at 11:39:38
 
@shingetsuu 水戸黄門の場合、再放送が人気であっても「新作」が人気を得られるとは限らないわけで、それなら「再放送だけにする」=「本編を終わらせる」というのは企業として当然の判断です。見る側は再放送で満足でしょうが、俳優や裏方の仕事が減る意味では再放送などなくても同じです。
posted at 11:47:54
 
@misterhiropon 里見浩太朗は石坂浩二に反論し、自分の代で東野~西村~佐野路線に戻したつもりだったんでしょうが、それでも石坂黄門と同類に見られたのでしょう。里見氏は記者会見で「なぜ10%かわからない」と途方に暮れてましたが最後まで自分が降りようと思わなかったんでしょう。
posted at 11:52:27
 
@misterhiropon 水戸黄門の場合、視聴率が絶好調の時も批判があって、ビートたけしが漫才のネタにしてました。終了直前まであったのは他力本願(慣用的な意味)や権威主義の時代劇という批判で、それらは長年、視聴者の支持で免罪になっていたわけで、人気が下がれば終わるのは当然です。
posted at 11:59:46
 
@misterhiropon 東野英治郎は白ヒゲが地毛でなくても地毛に見えましたが、里見黄門の場合、白い付け眉毛・付けヒゲだと一目でわかるメイクで、「助さんの変装」というイメージを拂拭できませんでした。里見氏は石坂氏を批判しながらも、自分が役に合わないとは思わなかったんでしょう。
posted at 12:07:32
 
@kyojitsurekishi 東野黄門初期には印籠シーンは定番ではなかった。TBSは印籠シーンの台詞を権威主義的として拒否していたが視聴者は毎回徳川の家紋を見たっがっていた。TBSにとって水戸黄門の本放送をやめて初期の東野黄門を再放送するのがベストである。
posted at 12:19:54
 
視聴率で成功・失敗が判断されるなら、大河ドラマ『江』は散々叩かれながら、『平清盛』はもっと低かったわけで、つまり『清盛』は失敗でも相対的には『江』はまだ成功だったという結論になる。『獅子の時代』が低視聴率だったらしいので、もはやテレビ局、監督、脚本家、役者の問題以前に「視聴者のレベルの低さ」が「時代劇衰退の原因」に加えられてもおかしくない。
 
@kyojitsurekishi 半沢直樹の場合、時代劇に喩えるとしても主人公が若い意味では長七郎の方に近い。水戸黄門に喩えた人は勧善懲悪というと水戸黄門しか思いつかなかったんだろう。
『半沢直樹』関連(2013年8/20~9/16)
posted at 12:29:07
 
@kyojitsurekishi TBSとパナソニックが「水戸黄門」を終わらせたのは、結局、視聴者に対して「そんなに毎回、印籠とお風呂シーンだけ見たかったら再放送だけ見てろ」「昔の方がいいと思うならDVDを見てろ」というメッセーを突き付けたのかも知れない。
posted at 12:42:11
 
posted at 12:42:32
 
@kyojitsurekishi 水戸黄門で一度「印籠シーン」が定番になると、たまにそれがないだけで暇な視聴者が抗議したらしい。石坂黄門などで印籠の出ない回があって視聴者が離れたようだが、東野黄門の再放送で印籠が出ない話があっても視聴者は「昔はそうだった」で納得できる。
posted at 12:52:22
 
@kyojitsurekishi NHK、BSの東山紀之主演「大岡越前2」。中村玉緒出演。春日太一氏は時代劇で悪人の内面を描くのはいけないと主張するが、時代劇は昔から様々な台詞や演出で「根はいい人が貧困で法を犯すこと」については、辯護しようとする。老人の万引きが多いのも仕方ないか。
posted at 20:52:37
  
TWEET(1)〕〔TWEET(2)〕〔TWEET(3)〕
 
前後一覧
2014年11月(Y!Blog)
2014年(平成26年)11月1日~11月6日(AmebaBlog)
 
関連語句
 
参照