虚実歴史研究家@kyojitsurekishi
【ドカベンの時代設定】「ドカベン プロ野球編」以降の設定では山田太郎は昭和51(1976)年5月5日生れだが、原作では1976年当時、山田太郎は高校1年秋の神奈川大会で横浜学院等と対戦しており、アニメでは「ドカベン」が始まったばかりで山田は鷹丘中学の中学生だった。
「野球狂の詩」の岩田鉄五郎は1923年(大正12年)生れなので2012年の時点で89歳であるが「ドカベン」最終章ではまだ元気。あぶさんは還暦過ぎてもしばらく現役だった。水島野球漫画の荒唐無稽さは梶原漫画のそれを超えている。
虚実歴史研究家@kyojitsurekishi
「野球狂の詩」の岩田鉄五郎は1923年(大正12年)生れなので2012年の時点で89歳であるが「ドカベン」最終章ではまだ元気。あぶさんは還暦過ぎてもしばらく現役だった。水島野球漫画の荒唐無稽さは梶原漫画のそれを超えている。
山田太郎が高校1年の夏に初めて甲子園大会に出場した時、それは第56回全国大会だった。すると1974年の大会になる。普通なら1977年春に卒業していたはずだが77年春には山田高1秋の関東大会が描かれていた。
明訓は山田高1夏の1974年夏の甲子園第56回大会で優勝したが里中が負傷。里中に逆療法を勧めた山田の台詞で野村克也がプロ生活22年目と判明。野村克也プロ入りは1954年なので22年目は1975年。いつのまにか年が明けていた。
1991年のドカベン番外編「新潟明訓対神奈川明訓」で神奈川明訓の山田太郎は高3で監督は太平。投手は里中で時期は夏の予選の1週間前だった。里中は高3春選抜後に休学し、「大甲子園」で野球部に復帰したのは高3夏予選の決勝戦。新潟と対戦したのは休学前か。
山田太郎が明訓に入った時、登場した土井垣は1974年で高3、7月で18歳だったが、「ドカベンプロ野球編」の土井垣はその1974年に生まれたから1974年当時は0歳だった。
山田太郎が高1秋に対戦したクリーンハイスクールの米国人高校生ハリー・フォアマンは王貞治がハンク・アーロンのHR記録を抜いた事に対する対抗心で来日した。王貞治の756号は1977年秋なのでアニメの山田高1秋は77年以降である。
山田太郎高2春選抜、甲子園での打撃練習を田淵と掛布が視察。田淵の阪神在籍は1978年までで79年から西武。山田高2夏に土井垣監督が辞めて日ハムに入った時、野村克也は西武在籍でこれは1979年以降。春から夏の間に年が明けたか。
「大甲子園」では球場整備員だった「男どアホウ甲子園」の藤村甲子園が「ドカベン」最終章では現役選手として復帰している。藤村甲子園は1954年子供の日の生まれで、2013年で59歳、2014年で還暦。
梶原一騎原作「巨人の星」で星一徹の年齢は不明だが、もし川上哲治と同じ1920年生まれとすると、50歳になったのは1970年、伴宙太を鍛え、コーチとして息子・飛雄馬と戦っていた時。
水島新司 作「野球狂の詩」の場合、1923年生まれの岩田鉄五郎は1973年当時50歳でも現役投手だった。
「野球狂の詩」で東京メッツが唐部と丘を指名したのは、大洋が山下大輔を、阪急が江川を指名した1973年のドラフト(江川は入団せず法政大進学)。TO砲の一軍デビューは1974年、長嶋茂雄現役最終年だった。
「野球狂の詩」の時間軸:火浦健と王島大介はプロ1年目が1974年で、TO砲と同期。1973年のドラフトで東京メッツは唐部と丘を指名し、年末にテストで火浦を獲得。劇中、阪神は王島を指名したが、実際のドラフトでは1位で佐野仙好、6位で掛布雅之を指名。
posted at 14:22:59
返信先: @kyojitsurekishiさん、@akita_storeさん
その後、微笑三太郎は東京スーパースターズ、広島カープを経て京都ウォーリアーズに移籍し、土門は四国アイアンドッグス所属。もう一度両者のバッテリーを見たかった。#ドカベンドリームトーナメント編
#ドカベン 高校野球編では、山田高2夏、土井垣将が明訓の監督を辞めて大沢監督時代の日本ハムファイターズに入団、初打席で本塁打を放った。作中、これを報道した新聞記事があり、土井垣が「目標とする選手」の欄に「特にないが、尊敬する選手は大沢監督と野村克也捕手(西武)」と書かれてあった。
この「ドカベン」の漫画の中の「新聞記事」では他の選手による過去の初打席本塁打の例として昭和19年の金光彬夫【かねみつあきお】(朝日軍)から昭和54年の相川進(中日)までのデータが書かれてあった。昭和と西暦の換算ができない人(特に平成生まれ)は、こういう過去の漫画を見ると苦労するだろう。
#野村克也氏 が南海ホークスにいたのは1977年(昭和52年)のシーズンまで。その後、金田正一指揮下のロッテに移り、1978年のシーズンだけロッテに在籍。1979年のシーズンから西武へ在籍。1980年に引退。
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2012年9/17(Y!Blog)
〔平成24年〕(AmebaBlog)
関連語句
【ドカベンの時代設定】(twilog)
参照
AmebaBlog>〔『野球狂の詩』における時間停滞、逆流年表〕
AmebaBlog>〔日本プロ野球、初打席本塁打〕
AmebaBlog>〔野村克也氏死去〕
AmebaBlog>『ドカベン』の時代設定(1970年代~1990年代)
【画像】
『ドカベン』の中学・高校編とプロ野球編の設定による年表
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