中国にいる日本人は危ないので、シナ語を話して日本人か韓国人のふりをする以外にない。
もし自衛隊が日本軍となって中国に乗り込みデモ隊を鎮圧することになったら、現地の日本人も自国の軍の標的となり、その場合、日本人と名乗ることが身を守る術となる。何とも皮肉だ。
中国にいる日本人はシナ語を学んでおくと便利だが、問題は駐在員の家族などが中国の日本人社会に閉じこもって日本語だけで生活しているケースだ。何事もなく帰国できればいいが、こういう狂乱的な反日暴動が起きると大変である。
全盛期末、コソボ空爆で反米暴動が吹き荒れたが中国にいたアメリカ人や留学生宿舎は無事だったのかどうか気になる。
満洲にソ連軍が攻め込んだとき、関東軍は現地の日本人を見捨てて逃げた。
それが間違いなら関東軍はソ連軍と戦って玉砕すべきだったことになる。
自衛隊は中国にいる日本人を守ることはできない。
NATOや国連軍は動かないようだ。
こうなると日本は尖閣どころか中国全土を「国有化(日本の領土化)」しないと安全を守れないことになる。
そもそも日本とシナと朝鮮が一つの国であればこんな領土問題は起きなかったわけで、始皇帝やジンギス・カンがやったような「侵略戦争」は「国境のない世界」を作るための一里塚である。徳川家康も戦のない夜を作るために心を鬼にして豊臣を滅ぼしたわけだ。
日本が中国を占領しても中国が日本を占領しても中国と日本が一つの国になる意味では同じことである。重要なのは中国人が日本人化するのと日本人が中国人化するのとどちらが幸か不幸かということだ。
どちらもダメであれば『機動戦士ガンダム』にあるような「地球連邦」は永遠に実現しない。
日本企業も中国で生産し中国人を使いたいなら幹部も社員も中国に帰化したらどうか。
日中戦争の原因は中国人が中国にいる外国人を襲うほど暴力的だからだろう。
日本で反韓流デモや反原發デモがあっても、車や店を破壊したりはしないし、在日華僑が危険にさらされているような報道はないし、沖縄の反基地運動も在日アメリカ人を襲ったりはしない。中国では交通事故現場で略奪が起きるらしい。
日本と中国の戦争がなぜ起こったかについては、こういう国民性の違いも考慮して考えるべきであろう。
石原慎太郎都知事は定例会見でまた「シナ」を多用しているがこれは当然だ。
もし「シナ」が蔑称でなければ使うのは当然。Chinaをポルトガル語またはオランダ語で読みと「シーナ」になる。
もし「シナ」が蔑称であったとしても、石原慎太郎は中国を侮蔑しているのだから、侮蔑の対象を蔑称で呼ぶのは詞(ことば)の選び方としては正しい。
繰り返すように日本人がシナ語をまったく話せないまま中国に長期間滞在するのは危険すぎる。それは中国人の国民性をわかっていないからだ。
パナソニックの工場も襲撃され放火されて壊滅状態。
多くの日本の企業が中国に工場を移しているが、日本企業は中国を「人件費の安い国」とだけ考えて、中国人を「安く使える労働力」とだけ考え、中国の富裕層の財布の中身を目当てに商賣をしてきたのだろう。それで中国人がどういう人間であるかという人間の中身を相手にしていなかった。そのツケが回っているのであろう。
日本のメディアでは中国をやたらと「13億の市場」と表現するが、中国を「市場」とだけ見ているのは危険である。日本では中国というと決まって「急速な経済成長を遂げる中国」を強調するが中国が経済成長したから飛びつくような人は別に経済成長する国がでたらそれに乗り換えるだけである。中国の文化や風土、人間、国民性、民族性を見ないで「経済成長」「安い労働力」だけを考えている人が多いのではないか。
日本企業の商店など從業員の多くは中国人のようだが、あれは中国人の金持ちをターゲットにしているので、中国の貧困層にとっては我慢できない存在だろう。玩具メーカーなど「一人の子供に6個の財布」などと考えて中国の金持ちからカネを巻き上げることだけ考えている。そのカネが中国の貧困層に還元されることはないだろう。
日本企業は中国人を安く使えると思って中国に支社や工場を移したが、それで店も工場も破壊されたら大損である。中国に進出するとき、そういうリスクを考えていなかったのだろうか。まさに「安物買いの銭失い」の典型である。
ところで沖縄の人たちはどう考えているのだろうか。基地があることによる苦労は同情できるが、沖縄の人は在日米軍基地を不要と言っているのか、それとも県外の別の場所に移ってもらってその移動先の住民に我慢してもらえばいいと考えているのだろうか(ガレキ拒否と似た話になる)。鳩山首相の時代の民主党政権が沖縄の声を代辯して、日米関係が冷え込んだとき、すぐ中国が尖閣沖に侵入してきて、漁船衝突ビデオ流出事件になったのは記憶に新しい。それが東京都による買い上げ、日本国政府による国有化につながったわけで、原因は中国にある。もし米軍基地が不要なら中国の脅威に対抗するのは日本の自衛隊だけだ。在“冲”米軍が去れば日本の自衛隊が沖縄に基地を置くことになるのだろうか。沖縄の人は日本軍が直接日本を守ることを日本政府に要請しているのだろうか。沖縄にとって米軍も日本軍も信頼できないなら沖縄が独立国になって自分で沖縄軍を組織する以外にない。それは16年前の『朝生』(1996年8月「激論!沖縄の怒りと日米安保 第2」と思われる)でも議題になっていたことである。志方氏が喜納昌吉氏に「沖縄が独立するならどうやって守る」と聞いていた。喜納昌吉は沖縄に国連を持ってくると言っていたが、国連で仕事をしていた人が一笑に付した。
目下、日本の政治家は中国での暴動に対し何もしていないようだ。民主党は代表選挙、自民党は総裁候補選びに夢中で、在外邦人の安全はそっちのけ。誰も国民のことなど考えていない。満洲国のときと変わりはない。日本共産党も社会民主党も中国と人脈があるはずだが、やはり何もしていないようだ。日本で政治家が代表争いなど身内の権力争いに終始しているとき、領土関係で周りの国が揺さぶりをかける。日本の隙は海外から見られている。
今の中国では日本人か中国人かということが生死を分けるようだが、日本に帰化した中国人(中国系日本人)はどうするのだろうか。
石平氏がゲストで出ていた昼の『ワイド!スクランブル』で女性が「官僚汚職」を「~汚染」と言ったり、「領海を侵犯」を「侵犯を領海」と言ったりしていた。
10/2夜7時半NHK総合「クローズアップ現代」は日本企業が中国から撤退するかどうかという問題。できればTV番組でなくネットで配信してほしいし、NHK出版で本にでもしてほしい。夜11時50分からTBSで綾瀬はるか主演の映画「ICHI」。後でTSUTAYAで探してレンタルしよう。
NHKクローズアップ現代 日系企業が中国から撤退する苦悩。撤退コンサルタントもあるらしい。