『新巨人の星II』第23話（最終回）「新たなる出発」

巨人がセ・リーグ優勝。広島の背番号50に見える左打者が最終打者。

レギュラーで声も含めて登場したのは花形、伴、丸目、星一徹、飛雄馬、サチ子（サチコ?）、まるい眼鏡の少年、長嶋茂雄であった。
明子は回想シーンだけで登場し、左門は船出する飛雄馬を見送る面々の中にいたようだ。

原作『巨人の星』の最終回では長嶋、王、左門、星飛雄馬と一徹、伴が登場。
明子がどちらも登場しなかったのは気の毒ではある。明子はアニメ『巨人の星』左腕編最終回に登場。

日本シリーズの相手は阪急。
大リーグボール1号　背番号7右打者　捕飛（丸目がスライディングでキャッチ）
大リーグボール2号　背番号12右打者（眼鏡）　空振り（第2打者の初球）
大リーグボール3号　背番号11左打者　空振り三振

背番号12の打者は三振か凡打か結果不明だがアウト。
地面は緑色で人工芝と思われるが大リーグボール2号はそれでも消えたようだ。
3回裏と6回裏に巨人の星が1点ずつ。

最後は背番号22の右打者か。蜃気楼ボールを三振。
星飛雄馬は4連投、完全試合、最高殊勲選手に選ばれた。

オフの練習、背番号73の眼鏡のコーチが中畑をノックしていた。
そして星飛雄馬が私服で現れた。
丸目は監督から江川の專属捕手に任命された。

この作品ではまず蜃気楼ボールを先に打ったのが左門で、次に花形が打った。これは原作と順序が逆。
つまり原作で左門が魔球打倒で他のライバルに先を越される不運がアニメで解消されているわけだ。

また原作『巨人の星』左腕編では飛雄馬はライバルに敗れるたびに失踪、戦線離脱していたが、原作『新巨人の星』で飛雄馬は大LB右1号をヤクルトの花形に打たれても投げ続けた。これはヤクルトの順位を上げてやる結果になり、横浜大洋の左門に打たれた。アニメではまず左門が蜃気楼ボールを打ち、次に花形が右1号を打ったが身体を壊して戦線離脱。飛雄馬はさらに投げ続け、長嶋巨人を日本一に導いた。
つまりかつての飛雄馬が決め球をライバルに打たれて本塁打になった途端に勝手に失踪、または決め球を封印していたのに対し、右腕投手の飛雄馬はその癖が改善されているわけだ。

もっとも1979年放送のアニメ『新巨人の星II』では1977年前半戦に星が二軍落ちしてからいきなり「新魔球の章」（原作では1978年のシーズン）のアニメ化になっていて、長嶋巨人優勝の次のオフでいきなり江川が練習に参加するなど、時代設定が不明確になっている。
江川は1978年秋のドラフト前の「空白の一日」事件で巨人と契約し、巨人缺席のドラフトで阪神から指名され、年明け後、1979年の1月自主トレから2月のキャンプに移る時期、書類の上で江川は阪神に所属し、直後に巨人の小林繁とのトレードで巨人に入った。
したがって江川が巨人のユニフォームを着て巨人の練習に参加できたのは1979年の春季キャンプ以降であろう。

原作の蜃気楼の魔球は3つに分身し、捕手が捕らない限り分身したままで、地面に映る影は1個である、捕手は地面の影を見ていた。花形も左門も地面の影を見てボールを打った。
アニメの蜃気楼ボールでは分身したボールが捕手の手前で1個に戻り、花形はそれをオズマ式の2段スイングで1個にして改めて打った。

飛雄馬は伴宙太を「お前」と呼んでおり、これは原作『新巨人の星』からそうだった。

〔敗戦処理。@haisenshori〕

星一徹が、一人で部屋の中で死ぬシーンを漫画で見た記憶があるのだが、「巨人の星」にも「新巨人の星」にもそんなシーンはない。スピンオフ作品だったのだろうか… RT@Daily_Onlineent 星一徹死す…声優の加藤精三さん８６歳/

〔午後0:58 · 2014年1月18日〕

〔@kyojitsurekishi〕

アニメ「新巨人の星II」の最終回で、星一徹が自分の住むアパートの一室に座り、飛雄馬の活躍をテレビ観戦しながら息を引き取りました。孤独死のイメージがありますが側に伴宙太がいて花形に報告しました。アニメオリジナルです。

〔午後1:47 · 2014年1月18日〕

星一徹とオズマの師弟はアニメオリジナルのエピソードでその最期が描かれたことになります。原作で他界した伊達直人または番場蛮のケースと逆です。原作「新巨人の星」の続編「巨人のサムライ炎」では一徹が登場しますが、回想シーンかどうかわかりません。

〔午後1:51 · 2014年1月18日〕

〔敗戦処理。@haisenshori〕

ありがとうございます。あのうっすらとした記憶はアニメだったのですか。何か本で読んだような記憶があってずっとすっきりしませんでした。レンタル屋さん、探してみます。