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なぜ、『暴れん坊将軍』の「悪人」たちは相手が吉宗とわかっても抵抗するのか 

『将軍家光忍び旅II』の最終回では、家光を狙う敵が、「忍び旅をしている浪人姿の家光」の正体を見抜いて、銃で狙ったり、小屋におびき寄せて爆破しようとしたようだ。
家光が無事に江戸に戻ったからいいものの、これでは「忍び旅をしている浪人」のほうにも影武者が必要だった。

 

作品では「悪人」たちの前で柳生十兵衛が「3代将軍・徳川家光公なるぞ」と言い、「悪人」たちは一応はひれ伏す。しかし、「悪人」の首謀者が、例えば「上様は本陣におられるはず。こやつは偽者だ」などと言って刃向うのが普通である。

 

 

ただ、こういうクライマックスでの主人公とその從者は決まって無敵で、相手がどれだけ多数であろうと負けない。『家光』でも多くの「悪人」たちが家光とお庭番2名と十兵衛の3名に勝てなかった。

 

 

『水戸黄門』の場合、光圀を狙う刺客が光圀主從を危機におとしいれることもしばしばあった。
これでは「忍び旅」のほうが危険であろう。

 

 

場合によってはカゴ(駕篭、駕篭)と影武者を併用し、影武者に徒歩旅行をさせてもよかったはずである。

 

 

忍び「旅」ではないが(下注釋)、吉宗も江戸城下を歩いていたときに命を狙われたことがある。
犯人は導火線の音を花火の音でごまかしていたが、花火が終わっても音が止まらず、吉宗が気づいたりした。これは「とくだしんのすけ」を狙ったのか、「将軍・吉宗」を狙ったのかわかりづらい。
こうなると、江戸城内と城の外とどちらが安全とも言い切れない。

 

 

@kyojitsurekishi

徳川将軍家の威光が絶対だったのは元禄時代だけだったか

水戸黄門の悪者は相手が先の副将軍というだけで平伏するのに.. by ID非公開 - Yahoo!知恵袋〕

午後5:00 · 2012年10月17日

 

「暴れん坊将軍9」、吉宗が尾張の一派から襲われ、お庭番2名と大岡忠相が撃退。爺が尾張への厳罰を求めるが、忠相いわく「賊が襲ったのは一介の旗本・徳田新之助、どうとでも言い逃れはできる」。毎回、悪人の手下が吉宗に歯向かう理由がわかる。

午後3:29 · 2015年(平成27年)7月15日

 

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関連語句
将軍 忍び旅

注釋
忍び「旅」ではないが
しかし、ドラマの吉宗はしばしば江戸の外まで歩いていたようだ。
『暴れん坊将軍』で吉宗が江戸郊外まで歩いて旅した話を観た記憶があるし、ドラマでは吉宗は琉球まで旅したこともあるようだ。
家康が大御所だった時代、琉球の王が大和に来たことがあるが、ドラマの吉宗はその逆をやったようだ。
また、吉宗は紀州藩主だったとき、領内を忍びで歩いていたようである。
『暴れん坊将軍9』の最終回で宗春の刺客が吉宗を襲って忠相とお庭番2名が将軍を守った。爺は尾張藩へ抗議しようと言うが忠相は「相手が狙ったのは一介の旗本・徳田新之助。何とでも言い逃れはできる」と言った。これでは爺が言うように将軍であっても市中徘徊は危険。

参照