『ちかいの魔球』『黒い秘密兵器』『巨人の星』の時代設定比較

Wikipedia を参考にした。
川上哲治は1920年の早生まれであった。
1961年から川上が巨人の監督に就任。

Wikipedia ちかいの魔球
└→昭和36年、つまり1961年ペナントレースから話が始まる。二宮光が魔球で活躍。

『巨人の星』少年野球編の星飛雄馬（1958年で10歳と假定）は1961年で13歳、中学1年。
『巨人の星』プロ野球編の星飛雄馬（1967年で16歳）は1961年で10歳、小学4年。

1962年、王貞治が一本足打法で打撃開眼。
昭和37年、つまり1962年のシーズン末に二宮光が再起不能を言い渡された。

Wikipedia 黒い秘密兵器
└→昭和38年、つまり1963年、巨人軍に椿林太郎が出現。3年活躍。終盤では1965年、南海との日本シリーズに登板。

星飛雄馬の中学時代（『黒い秘密兵器』の時代に相当）

1950年度生まれの場合（1966年4月、高校入学）

中1：1963年4月～1964年3月、中2：1964年4月～1965年3月、中3：1965年4月～1966年3月

1961年度生まれの場合（1967年4月、高校入学）

中1：1964年4月～1965年3月、中2：1965年4月～1966年3月、中3：1966年4月～1967年3月

1965年、巨人と南海との日本シリーズを最後に椿林太郎投手は球界から去った。かすみの秘球で活躍していたが、秘球の投げ過ぎで手にしこりができていた。椿投手は最優秀選手に選ばれたが、それを知ることなく、置きてがみを残して球場から消えた。

1965年から川上ジャイアンツV9スタート。
1965年、長嶋茂雄と中日の柿本が乱闘騒ぎ。
この模様はのちにアニメ版『侍ジャイアンツ』でも取り上げられた。73年の日本シリーズのとき、巨人ナインが大阪から東京に帰る車中で長嶋が番場蛮に語った。長嶋は1968年9月18日のことについても語った。

1966年、『巨人の星』高校野球編の星飛雄馬が青雲高校に入学。
1967年、『巨人の星』プロ野球編の星飛雄馬が青雲高校に入学、夏の甲子園で準優勝したのち、中退し、巨人にテスト入団。

1968年9月18日、王への危険球をめぐり、バッキーと荒川コーチと選手たちが乱闘。
長嶋がHR。『巨人の星』では花形が星飛雄馬の大LB1号を予告HR。

1970年、星飛雄馬が左腕を破壊して失踪。

1973年の日本シリーズで番場蛮が野村克也と対戦。川上GV9。
1974年、巨人が優勝を逃し、V10ならず。川上監督が辞任し、長嶋茂雄が引退。

1976年と77年、右腕投手となった星飛雄馬が日本シリーズで阪急打線と対戦。
1979年、飛雄馬は二軍コーチとなり、現役引退。

〔プロ野球・優勝チームの開幕オーダーbot@npbOP_bot〕

阪神タイガース（1962年・藤本定義）　5三宅秀史　6吉田義男　8並木輝男　3藤本勝巳　7M.ソロムコ　9藤井栄治　4鎌田実　2山本哲也　1小山正明

1962年当時は「ちかいの魔球」の二宮光が活躍していたはず。星飛雄馬は「巨人の星」のプロ野球編では1951年生まれなので1962年当時9歳から10歳になった。飛雄馬は早生まれではないようなので1962年4月に小学3年から4年に進級したはず。

1962年には王貞治が一本足打法で打撃開眼。荒川コーチの指導で畳が擦り切れるほど素振りをやったらしい。

文庫1巻「星親子のねがい」星飛雄馬の小学生時代。昭和37年（1962年）に打撃コーチとして荒川博が巨人に入団。王貞治が一本足打法で打撃開眼。昭和43年（1968年）秋、巨×神、大乱闘。

王貞治の打撃開眼は昭和38年（原作で「昭和三十八年度」）。過去の作品でも #元号が多い。役所の手続きで元号を使うくらい大したことではない。〔#元号廃止論の限界〕

＜平成31年＞2019-02-10 22:53:39

「巨人の星」のプロ野球編を基準にすると飛雄馬は1951年4月2日から7月までに生まれたことになる（1969年春季キャンプのとき17歳、開幕後の前半戦の時期で18歳）。王貞治の一本足打法による打撃開眼を1963年とすると飛雄馬は当時12歳。小学5年から6年に上がった時期であった。

もちろん、V9時代の巨人で背番号1は王貞治、背番号3は長嶋茂雄。

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2009年7/13（Y!Blog→AmebaBlog）

参照
福本和也作品『ちかいの魔球』の魔球と『黒い秘密兵器』の秘球
スポーツ全般、梶原vs水島他（2009年7月）