明治維新 

 1871年(明治4年)に廃藩置県。『獅子の時代』によると、会津で藩に尽くしていた高齢の武士が、廃藩置県の噂を聴いて愕然。その息子・平沼銑次(ひらぬませんじ、銑≠鉄)は「会津は無くしても、あいつら(明治政府)が薩長を無くすわけがない」という政治的判断でそれを疑っていたが、当の老武士は自刃。藩は消滅した。

 

 映画『北の零年』のホームページによると、明治政府は四国の稲田家の人々に北海道への移住を命じ、この年、第1次移民団546名が北海道に到着した。大黒屋光太夫が蝦夷に到着した1792年から79年の月日が流れていた。
 さらに10年後の1881年(明治14年)の北海道開拓は『獅子の時代』で紹介されている。
 『春の波涛』は女優・川上貞奴(かはかみ~→かわかみさだやっこ、1871~1946)の物語。

 

 1972年、ホーレス・ウィルソン(Horace Wilson)がbaseballを日本につたえた(2007年、東京ドーム、野球体育博物館の冊子より)。

 

 NHKの『獅子の時代』のDVDを紹介するホームページによると、1872年の終わりに太陽暦が採用され、陰暦の明治5年(1872年)12月3日が陽暦の明治6年(1873年)元旦に改められたらしい。
└→日本で陽暦が採用されたのは1873年から

 

 『荒野の少年イサム』は明治初期が舞台らしい。

 

「明治維新」は英語で the Meiji Restorationrestorationは「復興」である。
└→1965年、66年

 

『翔ぶが如く』で、明治維新が始まったとき、西郷隆盛が少し恐ろしいことを言っていた。
要約すると「初めの自分の予想では、この明治維新で人がもっとたくさん死んで、(戦が)武家も公家も焼き尽くして、その焼け跡かた新しい日本人が生まれるかと想っていた。しかし、犠牲者が少なかった。これでは新しい社会について行けない人がたくさん出てくる」というもの。

 

戊辰戦争もあったが、明治維新は犠牲者が少なかったようだ。
それはいいこととは限らず、前の社会の人間が新しい時代について行けないケースが増えるということ。
『三国志』や日本の戦国時代の戦など、悲惨さは忘れ去られ、ただ、世の中を変えるための宿命か、単なるビジネスのゲームの参考と解釋されている。戦争とはそういうものだろう。

 

日本のいわゆる「戦争体験者」が大2次世界大戦の経験にとどまって、日露戦争やイラク戦争の体験になっていないところを観ると、日本の「戦争への反省」は第2次大戦直後の「感想文」から抜け出していないことになる。

 

霞ヶ関を改革する必要が叫ばれているが、手術台に乗っている患者がメスを握るようなもので、なかなか進まない。もし、日本がもう一度どこかの国に宣戦布告して、すぐに降伏し、GHQのような組織に占領してもらえば、日本の憲法も社会制度も根本から改革され、真の改革が実現するだろう。

 

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2008年9/14
2009年5/15

 

関連語句
時代劇

参照

明治維新

 

るろうに剣心』実写版【作品

 

『柘榴坂の仇討(ざくろざかのあだうち)』【作品】

 

北朝鮮とミャンマーの問題から考える
時代劇(2009年)
近現代~未来ドラマ作品(2009年4月~6月)