集英社ヤングジャンプ・コミックスBJ
池田文春『BAR来夢来人

 

追憶
▼第1巻、第1夜「卒業写真」
過去に自分に戻って過去を変えることができる。97年ごろ、同僚とともに来夢来人を訪れた上杉謙治が使用。この場合、魂が過去の自分に乗り移るようで、過去では上杉の外見も10代に戻っていた。『ドラえもん』のタマシイムマシンに近いか、またはタイムマシンで過去に戻ってタイムふろしきで若返りした形に近い。

 

メルト・ダウン
▼第1巻、第2夜「可菜子の肖像」
1997年(平成9年)、推定90歳以上になった大山大監画伯が来夢来人を訪れ、このカクテルを飲んで、その場で絶命。大山画伯が1923年当時で22~23歳とすれば1900~1901年生まれなので、没した1997年当時は96~97歳。没後に魂が絵の中に入り、絵に己の姿が自動的に書き加えられる。大山が可菜子を描いた絵に大山の姿が加えられた。

 

レディージョーカー
▼第1巻第3夜「女詐欺師」
飲むと性轉換するカクテル。榊玉三郎が結婚詐欺にかかり、このカクテルで女に化けて女詐欺師に復讐。

 

ソウル
▼第1巻、第4夜「人形の涙」
人形に飲ませると、人形が魂を持つ。榊の学友だった人形マニアの尼子が人形に飲ませた。人形は特に話したり動いたりはしないが、顔に若干、表情が出る模様。ただ、持ち主が人形を裏切ると報復される。
▼第6巻、第44夜「定家葛(ていかかずら)」
ここでは人間が飲んだ。若き能楽師がこれを飲んで式子(しょくし)内親王の心を悟った。

 

不死鳥(フェニックス)
▼第1巻収録、特別読切(連載開始前のパイロット版で、バーテンダーは沙羅でなく男の老人)
会社の経理課主任だった35歳の北条冴子が、罠にかかって解雇され、来夢来人に駆け込んで、このカクテルを飲んだ。20歳くらいの外見に戻り、同姓同名の別人になりすまして職場の不正を暴き、もとの年齢(外見)に戻った。
└→フェニックス
▼第1巻、第5夜「娘のヒミツ」(バーテンダーは沙羅)
女子高生・安田香織の父親がむすめを心配し、このカクテルで高校生の体型に戻り、偽名を名乗って香織の学校に潜入。香織の危ない所を助けたりした。効力の期限は1週間。香織はポケベルを持っていた。
▼第5巻、第36夜「日本男児と大和魂」
老人が若返って、若いむすめ(自称「ユカリ」)とデートをした。そのむすめも老婆がカクテルで若返った姿であった。効力の期限は24時間で、作中では夜中の0時で期限切れ。老人はインターネットのメールで「タカシ」と名乗っていたが、これは孫の剛史の名を借りたもので、パソコンも孫のものだった。したがって、同じように若返ったあ「ユカリ」も当人の実名とは限らない。

 

エナジー
▼第1巻、第6夜「彼女の二つの顔」
カメラマン・大内が使用。男の身体を筋骨隆々にする。
└→BAR来夢来人特製カクテル(5巻より)
└→BAR来夢来人特製カクテル(第6巻より)

 

ドラえもんの道具と比較と比較するとよくわかる。

 

 

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2009年1/15(Y!Blog)
平成21年正月〕(AmebaBlog)

 

関連語句
BAR来夢来人年表(一部)

 

BAR来夢来人』【作品

 

BAR来夢来人特製カクテル(第6巻より)

 

BAR来夢来人特製カクテル(第5巻より)

 

 

『ポケベルが鳴らなくて』
『BAR来夢来人』