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英語の limelight [laimlait] は石灰の光という意味。
この詞(ことば)が有名になった切っ掛けは、チャップリンの1952年の映画であろう。
1980年に小柳ルミ子が「来夢来人(ライムライト)」を歌ってヒットした。

 

英語の發音は [laimlait] だが、日本人は [raimɯraito] と發音する。
「来夢来人」という名前のBARは多い。
中国の大連にも日本人向けに来夢来人が開店したことがあり、シナ語では Láimèngláirén である。

 

池田文春氏の『BAR来夢来人』は実在する各種カクテルと、この作品ならではの特製カクテルが両方、紹介されており、特製カクテルはタイムスリップテレポートなど、ドラえもんの四次元ポケットのような役割を果たす。
藤子・F・不二雄の作品を想い切り大人向けにしたような作品だ。

 

連載前のパイロット版ではバーテンダーが男の老人で、最初の特製カクテルは身体の若返りを実現する“不死鳥(フェニックス)”。これはのちに沙羅が登場したあとでも使われた。
肉体を改造するものとしては、筋肉強化剤のような“エナジー”と“ヒーロー”、女性のスタイルをよくする“メタモルフォーゼ”、男を一時的に女の身体にする“レディージョーカー”もある。

 

沙羅登場編の第1話(「第1夜」と表現)「卒業写真」はタイムスリップして過去を変える“追憶”というカクテルが作られた。また、過去にタイムスリップしながら、そこでの行動が予定調和となったのが“ノスタルジア”、本人にとって時間を完全に逆戻りさせ、もとの時間に戻るプロセスがなさそうなのが“ルネッサンス”、過去に干渉できず、過去の場面をビデオのように目撃するのが“デジャヴュ”(または、“デジャビュ”)である。

 

沙羅が作り出す来夢来人の特製カクテルは人形に生命を吹き込む(“ソウル”)、過去に戻って人生を変える(“追憶”“リベンジ”〝ルネッサンス〟)など、あらゆる依頼に特製カクテルで応じてくれるが、バーテンダーは言われた依頼に応えるだけで、依頼者が想像していたとおりの結果になるかは本人次第。この点は児童漫画であった『ドラえもん』にも共通している。

 

2013年の朝のドラマ「ごちそうさん」は1923年9月1日の関東大震災の時代に入っている。
「はいからさんが通る」の紅緒と伊集院はこの時に結婚。
「BAR来夢来人」は関東大震災の時に消滅したが74年後の1997年(平成9年)には復活していた。
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映画「太秦ライムライト」は時代劇の俳優たちの仕事を描いた映画のようだ。もし題名が「UZUMASA来夢来人」だったら京都の撮影所の近くにあるBARの物語になっただろうか。TVドラマ「古畑任三郎」でも時代劇を守ろうとする俳優の悲哀を描いた話があった。
posted at 02:13:34<2014年01月22日(水)

 

Yahoo!知恵袋>知恵ノート BAR来夢来人特製カクテル(一部)

 

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