東映Youtubu公式にて 

『バトルフィーバーJ』全52話

無料配信で視聴終了








1話のみYoutubuに据え置き
怪人を倒した後のバトルフィーバーロボとアクマロボットの巨大戦といったバトルシーンの他、初代バトルコサック/白石謙作の殉職シーンの惨さや、
サタンエゴスと怪人製造カプセルの不気味さが印象に残っていた。
あとはバトルケニア/曙四郎役が大葉健二であることの他は特撮関連書籍で復習した情報しか記憶になかったので、第1話を45年ぶりに視聴した時はあまりの面白さに本気でビックリした!!

その時に書いたブログ
バトルフィーバー隊は国防省の精鋭部隊でシリーズの初めの方では存在が秘密にされているような描き方で、各隊員がおよそ職業軍人とは思えないチャラチャラした若者を装って社会に紛れており、同じく一般人を装って様々な職業に紛れている連絡員から連絡を受けると、都市のアチコチに隠された秘密の通路を通って海底基地に向かうという演出に痺れた!! 
ゴレンジャーでもゴンに集う暇人達と見せかけて~といったスパイ描写があったが、インベーダーゲームで遊ぶのに夢中で指令を無視したり、非番の日に美容師として働いている女好きなナンパ野郎がいたり、確率の変動の研究と言い訳してパチンコで景品を取ってきて基地に現れて怒られたり、連絡員が務めるレンタカー屋で車を借りてレンタカー代のツケをためていたりと、こんな連中が正義のヒーローなのか?(笑)と唖然とさせられるコミカルさとハードでシリアスな物語の組み合わせに序盤がメチャメチャ面白い。
変身前を演じる俳優達も初代ミスアメリカの人を除けば魅力的な演技をする方々だし、2代目バトルコサック/神誠を演じた伴直弥(伴大介)の出演は、キカイダー、イナズマンのファンの僕には美味しい。
実弟の仇を打った後で墓前で涙する場面では、
ジローか渡五郎かってほどの哀愁漂う名演技。
余談だが大葉健二はキカイダーでジローのスタントをやっていた人でもあり、ジローと中の人が共演しているのも嬉しい見どころ。

東千代之介が!! 

エゴスのヘッダー指揮官を
空手家としても有名なこれまた大御所
石橋雅史が!!



それぞれ演じるという豪華さ!!!!
最終回2つ前の話なんて将軍と指揮官の一騎打ちで、
バトルフィーバーの存在がかすむほど。
石橋雅史はジャッカー電撃隊でも宮内洋と対決する回が熱かったが、この2人の子供番組とは思えない本気の殺陣が素晴らしい!!!!
それでいてドラマパートではコミカルな芝居も見せてくれるのだから、イケオジ2人の魅力に主役の5人そっちのけで参ってしまった。
シリーズ全体を通しても序盤を過ぎてからはコミカルな話とシリアスな話がバランス良く繋げられ、
大葉健二のコミカルな演技はデンジマンやギャバンに繋がる芸風が既に完成されているのを確認。


ゴレンジャーはコミカル過ぎたし、ジャッカー電撃隊は途中からコミカル路線に変更になるのが残念だったが、バトルフィーバーJは全話最高だった。
あらためて昭和の戦隊ヒーローの魅力を再確認できたのだが、比較的に内容を覚えているデンジマンも同じくらい楽しめるだろうか?と次の配信がデンジマンなので期待と不安が入り混じっている。