Youtubuサンライズ公式チャンネルにて

『超力ロボ ガラット』全25話

を3期に分けての無料配信で視聴終了



人気タレント中川翔子の父·中川勝彦が主人公の声を演じたことでも知られる、1部で伝説のアニメ。

同年終了した『銀河漂流バイファム』のスタッフ達が再び集まって制作されたロボットアニメだが、

バイファムが当時流行のリアルロボットアニメを基にしていたのに対し、ガラットはギャグアニメ。








「自分たち(クリエイター)はプロだから、バイファムとは違う路線のロボットアニメを作る」という意気込みで当時流行し、フジテレビ系列で放送されたバラエティ番組『オレたちひょうきん族』の番組コンセプトを元に、物語の本筋とは全く無関係のギャグを矢継ぎ早に繰り出すナンセンス路線のロボットコメディアニメとして制作された。 

Wikipediaより


バイファムのテコ入れでバーツを戦死させようとの案が出た時に神田監督が断固反対したという話や、

バイファムのスタッフ達がもうリアルロボット物を作るのは嫌だと主張したとの話もなにかの本で読んだことがあるが、それだけに1話の熱量がスゴイ!


1話のみ据え置きで無料視聴できる


日常コメディとロボットバトルの組み合わせは既に珍しくはなかったが、3等身のロボットが戦う時には変形してスマートなロボットになるのは斬新!

(97年に東映特撮の『ビーロボカブタック』を視た時に「ガラットじゃん!」と思ったが、身近で話が通じた人は年上のアニメヲタク達だけだった。)




そして中高生以上のアニメヲタクにしかウケないであろう楽屋オチギャグをぶっこんで来たりとか、初めの方はメチャメチャ面白い!!(笑)





ところで関東では金曜日の夕方に放映されていたようだが、僕の実家がある地域では金曜日の朝7時台だったがためにチラ見程度にしか視た記憶がなかった。

そのためリアルタイムでの思い入れは全くなかったのだけど、豪華声優陣がギャグをやっているなど僕がアニメヲタクになったから楽しめた部分が大きく、放映当時は『重戦機エルガイム』にハマっていた僕には現在ほど楽しめたとは思えない。






鷹森淑乃が声優デビュー作でヒロインを演じていたり、原えりこ、榊原良子と後のZZの声優がギャグをやっていたりは嬉しい発見。
鈴置洋孝、三ツ矢雄二は言うまでもないが、
終盤で富山敬がラスボスを演じたのはレア。
それもデスラー総統みたいな役。
ハマーン様推しの僕には榊原良子がギャグをやっていたなんて!!と、そこが最大のサプライズ。
しかも意味不明なギャグ役かと思っていたら、
実はストーリーに絡む重要なキャラだったり…。

個人的には序盤はスゴク面白かったが、
テコ入れで宇宙編になる中盤で飽きてきて、
終盤のシリアス路線で興味が再燃。
『魔神英雄伝ワタル』『魔道王グランゾート』
といった後のアニメがRPG要素を含む連続ドラマとしてハマれたのに比べて、ガラットはメカは斬新だったけれどストーリーの方向性がどこへ向かっているの?と視ていて思っていたのが、正直な感想。

最終回までギャグで突っ走ったのは爽快!

シティポップ調の主題歌は名曲!


80年代のTVアニメはオリジナル作品が多く、地方によっては放映されていなかったり視聴が困難な時間帯だったりと苦い記憶が数多いのだが、あの頃視聴できなかったアニメをYoutubuで無料配信で楽しむことができたのだから、今回のガラットは本当にありがたい。