Youtubu松竹シネマPLUSシアターにて
『必殺仕事人』無料配信スタート

2話まで連続で視聴






実のところ初めてちゃんと視た。
リアルタイムでは小学生で、実家に住んでいたために親の教育方針で22時台にはTVを視せてもらえなかったからという背景があってのこと。
『特捜最前線』『ザ·ハングマン』と並び、
子供の時に視れなかった人気ドラマの1つ。
必殺シリーズ自体は昭和の最終TVシリーズ
『必殺剣劇人』を1、2本リアルタイムで視聴したが、内容はほとんど覚えていない。
実家のある地域では過去のシリーズの再放送もなかったのは、不幸としか言いようがない。
シリーズ1作目『必殺仕掛人』を数年前に初めて視て、緒形拳が演じる藤枝梅安に魅了されたが、
藤田まこと演じる中村主水はパチンコのCMでしか見たことがなかったのが偽りなき事実。
なお、2000年代になってからのシリーズには、
全く興味が湧かなかった。

そんなわけで今回初めて視聴したわけだが、
冒頭から中村主水の昼行灯な様子にCMの通りだなと思い、中村鴈治郎演じる鹿蔵の登場から僕好みな流れに引き込まれた。


将棋会所の主人でパッと見には好好爺に見えるが、
実は裏稼業50年の手練。勘定奉行の稲葉と繫がっており、その手蔓で主水を八王子から呼び戻して勧誘するといった流れがドストライク!


三田村邦彦演じる秀は女性人気が高かったのも頷けるが、2話での主水との問答は良いなってくらい。

「カッ!となってスカッ!とするもんなんだよ!」

と裏稼業を世直しと思っている年寄り達とは合わないと語る彼に青臭さを感じたのは、僕がもう若者ではないからなんだよなぁと考えると寂しい。
そんな彼が親友の仇討ちを終えた後に呆然としているところへ、主水が投げ掛ける台詞が素晴らしい!

「どうだい若いの!スカッとしたかい?!おまえが今までやってきたのは仕事なんかじゃねえ!ガキの遊びよ!本当のコロしってぇのは、いつもこんな苦ぇもんだ!」


視聴後に3話の配信も告知されていたので、見逃さないように通知をオンにセット。
全84話が無料配信されるかはわからないし全話が好みな作風ではなさそうだけれど、1話と2話は面白かったのでこのノリが少しでも長く続いて欲しい。