「花に泣く」

と書くと詩的な気がする?が?

「花粉に泣く」

と書くとただの花粉症じゃねえか!!
となるよねぇ?な季節である。
休憩時間にX(旧Twitter)のTLボォ~と眺めていたら、某有名SF作家が花粉症歴52年とか投稿していて、実年齢も花粉症歴も大先輩じゃん!と、
特になんの感慨もなく淡々と思ったり。
僕は?と振り返ると花粉症歴28年。
まだまだ花粉症の世界では若僧だな……。

だからなんだって話だが、マスクをしていても鼻に来るし、目にも来るしで、酷い時は泣きながら仕事をしているわけで……。

ちょうど去年の今頃の話である。
本業があまりに仕事が少なくて急遽明日休みとなって、今年はもう1ヶ月以上仕事がないバイト先にすぐさま電話して仕事を取った翌日。
バイト先の班長が15歳下の元V系バンドマンで僕と仲良しな男性だったのだが、その日に限って急にポカポカ陽気で花粉も大量に飛散。

「最近どうですか?」

朝の挨拶の後にそう問われ、久々に会ったので話したいことはたくさんあったのだが、花粉が辛かった僕はポカポカ陽気に反して寒い返事。

「最近?Rusty Nailな感じだね。」



「Rusty Nailですか?」

「♪涙で~明日が見えない~」


「あの…Rusty Nailは俺もギター弾けますけど、
彼女さんにフラれたとか?」

「いや、彼女とは変わらずだけど、花粉がさ…」

ああ…(苦笑)とわかってくれたが、寒いことを言っている自覚はあっても、ツッコミを入れてくれないと恥ずかしいじゃないか!

「俺は♪like a flower~って感じですねw」


「僕もラルクは好きだけど、今はそんな気分じゃない!今はそうだな、♪ひどく花粉症に犯されてる~って感じかな。」


「俺は♪僕はおかしい~の方が好きですね】


「♪自閉症の昔が浮かんでる~って!よく知ってるね!」

とここで朝礼になってしまったのだが、こういったくだらない話ができる人が本業にはいないので、
1年前は楽しかったなぁと花粉に泣いている。