サンライズYouTubeチャンネルの期間限定配信を見つけて、今さらながら初めて視聴。



『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 
劇場版』

83年のTVシリーズはリアルタイムで視聴していたが、OVAはウド編、クメン編、全話予告編集、
ザ·ラストレッドショルダーと半端にしか視聴しておらず、前日譚や隙間を埋めるエピソードや続編は、
ほとんどスルーしてきた。
今回無料配信で視聴して、OVAも全部視聴した方が良い作品であると痛感!!

今回視聴したのは、『ペールゼン・ファイルズ』と
題された全12話のOVAを編集した劇場版。
開始早々物語の時間軸はどうなってるんだ?と思ったが、登場人物達の会話によりTVの第1話以前の話であることがわかる。
TVシリーズのロッチナに瓜二つの人物が現れたり、明らかにP.Sであることを匂わせる謎の少年が現れたりとTVシリーズの前日譚としての面白さもさることながら、逮捕、監禁、拷問されても既に先手を打ってあり、全てはペールゼンの意のままに踊らされていたことに愕然とする巧妙な構成が最高だ!! 

正直この頃になるとATを始めメカの作画にCGを使っているのが抵抗があって視聴していなかったが、
人物も含めて作画のクオリティは高く、過去の話なのに映像は進化しているのも見所。

なにか挿入歌で日本語のブルースが流れるが、
これな音楽って日本語で歌うと演歌に聴こえるよなぁと聴き流していたら柳ジョージ!!


『ヴィナス戦記』以外にもアニメの仕事していたことにも、今さらながら驚いた。

TVシリーズでは自分の身体がどうなっているのか?と疑問を抱いていたはずのキリコが、異能生命体であることを既に自覚しているのは違和感が拭えないが、戦場を共にする仲間達との絡みで重要な部分なので、そう来たか!と無理矢理納得。

洋画の戦争物をロボアニメで視ているような魅力もだが、やはり野望と野心が交錯する脇役側の話が熱いよなと、ボトムズへの興味が再燃。
戦闘シーンなどロボアニメとしての魅力も全開だが、ペールゼンの喰えない魅力に萌える。
いかにも腹黒そうな爺さんキャラが好きだ!!