2023年12月31日(日)目黒鹿鳴館
BAKI vs MORRIE
"In Gods' Garden 2023"




昨年9月の渋谷PLEASURE PLEASURE
MORRIEのソロライブにBAKIがゲスト出演して伝えられたのが、大晦日の弾き語りツーマン。


MORRIEはDEAD END
BAKIはGASTUNK
のフロントマンとして暗黒の帝王として君臨した、
僕にとってはカリスマ的な存在。
2人がエレアコ1本での弾き語りでツーマンを行うと聞いては、最優先で拝みに行こうと思うもの。

最初はMORRIEさん

渋谷PLEASURE PLEASUREでも最初はサポートミュージシャンをつけずにエレアコ1本だったが、
この日は全曲完全に弾き語り。
PLEASURE PLEASUREの時よりも距離が近く、
表情までハッキリわかる。
ワンマンとは違い後にBAKIさんが控えており、
2人が終わったらCOUNTDOWNの乾杯もあるので押すわけにはいかないからと曲を演る方針だったようだが、曲を演ってばかりだとすぐに終わってしまうからと、努めてMCを入れるやり方に変更。
それでも巻いているからと急遽1曲追加。
DEAD ENDやCreature Creatureとは違い良い意味でゆるい感じがギャップとして魅力的だが、ギターを鳴らして歌い始めるとMORRIEさんの世界。
59歳とは思えない80年代ヘアメタルな髪型や未だ衰えない貴公子のような容姿もさることながら、
自作の日本語の歌詞をメロディに乗せてギターで弾き語るライブの生々しさ!!
よりダイレクトに歌が伝わる感動!!

カッコイイな……。DEAD END時代から憧れの存在だが、ギター1本でも美しくカッコイイ……。
Heaven、Luna MadnessといったDEAD ENDの曲を演る時には弾き語りにアレンジされたイントロを奏でてギター演奏でも耳を惹き、MORRIEさんが歌ってこそのDEAD ENDとやはり思う。


続いてはBAKIさん

PLEASURE PLEASUREのゲスト出演の時はギターを持ってフラリと遊びに来ましたなラフなスタイルだったが、髪を切ってバッチリとメイクをし、衣装も着てきた姿はかつてGASTUNKで観た姿!!
99年に赤坂BLITZでの再結成ライブの時に初めて生で観た、あの時の感動が蘇る!!(震え声)
僕はシッカリ醜いオッサンになったというのに、
ステージ上の神々は年上なのに眩しい!!
転換時間が終わり幕が開くと歓声が上がり、
BAKIコールが場内に響き渡る。
GASTUNKを脱退して人気が落ちるとかはなく、
変わらず熱い声援に迎えられてのソロライブ。
BAKIさんもGASTUNKのMOON CHILDを弾き語りで聴かせてくださった他、GASTUNKの時よりも泥臭く男の生き様を感じさせる歌で魅了。
たぶん6曲目だと思うが年齢を重ねたからこそ書けるし歌える人生観を感じさせる歌が良かった!!

2人それぞれのライブが終わりアンコールに応えて現れた2人は予定より進行が早かったようで、
まだCOUNTDOWNまで5分以上あるタイミング。
2人の秒読みで新年を迎えて乾杯!!
前の方の方々が2人と乾杯するのを見て後方から駆け寄って乾杯していた方々もいらしたが、乾杯だなんて恐れ多くて近寄れないぜ!!な僕。

DEAD ENDとGASTUNKでツアーを回った6年前を振り替えり、俺はあれが足立祐二と会った最後だよとのMORRIEさんの一言が刺さる。
足立"YOU"祐二さんとはDEAD ENDのほとんどの曲を書いたギタリストで、僕もソロバンドを観に行くほど好きなギタリストだった方。

「ここに居るみんなもいつかは死ぬんだよ!」

亡き盟友の話題に悲痛な反応を示した観客の声に、
力強く対応するMORRIEさん。
魔界の貴公子の風格をここでも感じたぜ!!

アンコールは2曲
DEAD ENDのSerafine
GASTUNKのGERONIMO
を2人でギター弾き語りでセッション

「この曲を演って終わりにして、帰ろうと思います。」

BAKIさんのGERONIMOを演る前のMCは、久々にこんなにライブやって疲れたよって感じが伝わってきたし、正直僕も最近は騒ぐ気力はない(笑)
GERONIMOの間奏のソロをBAKIさんが弾くのを観れて聴けたのも興奮で、大好きな曲なので拳を上げるところでここぞとばかりに盛り上がった。

2024年はこの2人でユニットを組むとのことだが、
果たして3月には明らかになる全貌は?
今年もBAKIさんとMORRIEさんに注目だ!!