ボウイのライブは1度しか観たことがないし、

作品も人物も断片的にしか知らなかったが、
作品と人物を知るにはもってこいの映画だ!!
貴重な映像の数々でボウイを振り返り、やはり僕が求める音楽はコッチなんだよなと再確認。
少しでも興味があるなら、特にロックやってる人は観た方が良い映画だと思う。
しかし僕が最初に好きになった80年代の活動は、
売れたのに叩かれてもいて笑える。
レッツ・ダンス大好きなんだけど😅


僕がリアルタイムで洋楽のヒット曲を浅く耳にするようになったのは80年代で、David Bowieを知ったのがダンスミュージック風のこの曲。
映画では「金のために魂を売ったと言われていますが?」と、インタビュアーに辛辣な質問を投げかけられている姿も映像に収められている。
当時はオシャレなポップスの人と思っていたし、70年代の英国グラムロックブームの立役者と知ったのは、それから10年位した頃の話。
洋邦のロックミュージシャン達が、影響を受けたと彼の名前や作品を語るのを読んだりなどして、ちゃんと聴いてみようと思った。
村上春樹の小説の中でも80年代のヒット曲が流れる場面があり、そこからも興味を惹かれた。

高校の同級生にBOØWYと布袋寅泰のファンがいて、
70年代の曲はそれが入口になった。
この曲は布袋寅泰も2ndソロアルバムでカバー。


その後TIN MASCHINEというバンドを組んでアルバムを2枚出して来日した時、僕は当時住んでいた北海道釧路市から札幌市まで、深夜バスに乗って1人で観に行った。
チケットも自分で調べて郵送で買ってね。
あんな情熱は初めて発揮したな。


これは91年の2ndアルバムの曲なのだが、当時はまだ洋楽の新譜も発売から1週間経てば!
CDをレンタル店の新譜コーナーで借りられた!
それでアルバム2枚借りてカセットにダビングして聴いて、ライブ行ったのよなぁ……。
92年の2月、札幌厚生年金会館。
生まれて初めて観た!プロのライブ!!
生まれて初めて観た!海外アーティストの!!
来日公演!!!!
信じられないことに!前から8列目!!
ブルージーンズに白いティシャツと地味な服装で、バンドの一員として音楽を楽しんでいる姿を、ボウイ~!としか声援が飛ばない客席で1人で観ていた。
 
あれから30年余りが過ぎた。
ボウイもフレディも、マイケルもプリンスも、
もういない……。
スーパースターなら数多く在命しているけれど、
埋められない喪失感があるね……。

ボウイの映画を観た時。
伝記映画ではなくドキュメントだったのが!
素晴らしく良かった!!

『ボヘミアン・ラプソディ』が日本でもヒットした時、周りのインディーズミュージシャンや音楽好きが!クイーンを知らない人達が絶賛するから!DVDで視聴した時みたいな嫌な気分にはならなかったし、無駄に過剰なナレーションを入れずに、事実だけを淡々と映すのが良かった!!
インタビュー、ライブ映像、出演映画の映像、オフショット(日本でのボウイも!)、貴重な映像の数々!

イギリスのグラムロックムーブメントに限定した
話なら、30歳の誕生日の1週間前に事故死した、マーク・ボランの方が伝説でカリスマだろう。
だけど僕は商業的な成功を捨ててでも、自分が飽きたらヴィジュアルも音楽性も変え、
イギリス→ドイツ→アメリカ→日本→中国
と新しい環境へと旅を続けて、映画界でも活躍したボウイに惹かれる。

孤独や絶望感、ストレスやフラストレーション。
エンタメがユーザーに
頑張れ!生きろ!と元気を与えるものなら!
僕はボウイにエネルギーを貰えた🔥


2023.5.8㈪に他でアップした記事を
修正して転載しました