10年位会っていない知人男性の訃報を、XのTLを流れてきた知らない人のポストで知った。
共通の知人が多いので知人のリポストで知ったわけだが、闘病中だったことすら知らなかった。
知人と言ってもバッタリ会えば話す程度で、嫌いとまではいかないが苦手なタイプの人。
不良少年のままオッサンになったような人で、良く言えばガキ大将のような魅力があり、悪く言えば手のつけられない荒くれ者。
そのため初めて彼の存在を知った界隈では退院してきたばかりの仲間のオッサンをオイ!デブ!と呼びつけて尻を蹴飛ばして界隈から追放された話もあり、別な界隈では仲間の女性を無理矢理ホテルに連れ込もうとした話もあった。
僕と最後に会った時は共通の知人である女性にちょっかいを出していたが、彼女が僕にあからさまなくらい好意的にベタベタしてくるのを見て、「ヤッパリ…天城さんか……。」と一言。
まさかあの会話が最後になるとは……。
彼は音楽好きでレコードやCDをたくさん持っており、知り合ったキッカケも音楽イベントだった。
僕とは意見が合わない部分もあり友達にはなれなかったが、音楽好きとしては一目置けた存在。
僕より4歳下だったとは今さら知ったが、音楽の話をするぶんには彼の方が詳しくて、どの年代の話を振っても饒舌に語れる人。
好きにはなれない人だったが、僕は実害をこうむったことはなく、どこか憎めない人だった。
そんな彼が初めて買ったレコードがラフィン·ノーズだったという話があるが、シングルなのかアルバムなのかまでは覚えていない。
人は亡くなると美化したように思い出が語られるが、僕にはそんな思い出はない。
