マークシート、採点、授業評価の教育ソフトウェア -4ページ目

マークシート、採点、授業評価の教育ソフトウェア

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今回は、マークシート方式を導入することによって削減できる作業について解説します。

以下は、東京都教育委員会が公表した「資料5:平成27年度に実施する都立高等学校入学者選抜における採点・点検方法(イメージ)」です。

向かって左の採点フローは、「平成26年度に実施された手採点による採点・点検方法」です。


中央の赤で囲まれた採点フローは、「平成27年度実施予定の採点・点検方法」です。

向かって右の採点フローは、「平成26年度マークシート方式実施モデル校での採点・点検方法」です。

それでは、「平成26年度のマークシート方式実施モデル校での採点・点検方法」と「平成27年度実施予定の採点・点検方法」の採点フローにご注目ください。



上の図は、それぞれの採点フローから「記号選択式問題の採点フローのみ」を拡大して比較したものです。

平成26年度デジタル採点方式には行われていた「②③読み上げ方式による点検」「④デジタル採点と読み上げ方式による採点結果との照合」が、平成27年度実施予定の採点フローから省かれていることがわかります。

これは、平成26年度マークシート方式実施モデル校において、OMRによるマーク読み取りの誤りが皆無だったことを受けての変更です。

OMRの正確性から、点検作業は不要と判断されたからです。

平成27年度実施予定の記号選択式問題は、デジタル採点(読み取りと同時に採点・得点集計)されると、そのまま記号採点得点の確定となります。

平成27年度は、記号選択式問題の採点時間が短縮されることによって、記述式問題の採点方法・点検方法をより手厚くすることが可能となります。

次回は、都立高入試からわかるOMRの成果(6)~合計得点の照合作業は不要~を解説いたします。