京都の紅葉【清凉寺・宝筐院】 | 京一花日記帳

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~引き続き、2014年11月22日(土)~

渡月橋が落ちないか、心配になるこの人気ぶり…!



日本人、だけでなく世界中から愛される、嵐山です。




【清凉寺】

嵐電の嵐山駅前の通りを、まっすぐ北へ歩いていくと、



清凉寺にぶつかります。



この門に住む、こちらの方々の前足が、何とも可愛いのです♡





観光客は少ないですが、浄土宗の元祖・法然上人が24歳の時、人々を救う仏教を求めてお釈迦さまの前に7日間籠られたという、由緒ある寺院です。

そのお釈迦さまは現在も本堂に祀られていて、「三国伝来の生身のお釈迦さま」(国宝)として信仰を集めていることから、「嵯峨の釈迦堂さん」として有名です。

また、源氏物語の光源氏のモデルの一人で嵯峨天皇皇子・源融(みなもとのとおる)氏の別荘の跡地でもあるのだそうです。





【宝筐院(ほうきょういん)】

清凉寺から歩いてすぐのところにあります。

こちらには、南国朝時代の武将・楠木正成氏の嫡男である楠木正行(まさつら)氏の首塚があります。

正行氏は、父の正成氏と同じく、天皇中心の政治を目指す南朝の天皇に最期まで忠誠を貫いたことから、幕末から明治にかけて、尊王思想の模範とされたそうです。

また、敵軍の兵士を助けるなど人柄も讃えられており、なんと、敵であった室町幕府二代将軍・足利義詮氏も、自分を正行氏の傍らに葬るよう遺言し、ここに眠っていらっしゃいます。

よって現在は、楠木正行氏・足利義詮氏 両菩提所となっています。「宝筐院」とは、義詮氏の院号なのだそうです。




一歩入ると、ここは… 

極楽浄土?















大混雑、というほどではなく、アマチュアカメラマンの友達も、ここは知りませんでした。あまり知られていないのかな…?

永観堂と同じくらい、圧倒されました。。お勧めです。





常寂光寺につづくもみじ