一保堂茶舗 京都本店 | 京一花日記帳

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*京都や幕末、日々のことを綴っています。ご訪問ありがとうございます*

こんばんは雨

昨日から、雨がふったり止んだり、の京都です。
最近、ちょっと疲れ気味…。 雨の音で癒されています。

先週の土曜日、お友達にお誘いいただいて、ちょっと早めの忘年会を楽しみました!

この日、日中早めにお会いして、私の大好きな京都のお茶屋さんのひとつ、「一保堂茶舗 京都本店」へ。




私は、何をかくそう、日本茶が大大大好きでして、毎日、十杯以上は飲みます。 仕事中も、飲み物は常に日本茶です。

私の体は、日本茶でできているんですよ(ノ´▽`)ノ


このお茶屋さんを知ったのは、もうずいぶん前のことです。

まだ京都に住む前から、上洛の度、こちらを訪ねるのが楽しみでした。


「一保堂茶舗」は、日本茶の専門店で、創業は江戸中期に遡ります。


~今から約290年前の享保年間(1717年)。

近江出身の渡辺伊兵衛(わたなべいへい)が、京都のほぼ中心に位置する寺町二条に、

茶、茶器、陶器を扱う店として「近江屋」を出したのが始まりです。

そのうち、近江屋の扱うお茶の品質の良さは評判を呼び、

やがて、今から約160年前、弘化3年(1846年)、

山階宮(やましなのみや)より「茶、一つを保つように」と「一保堂」の屋号を賜りました。~

(一保堂茶舗 hp 「一保堂の歩み」より)


近江屋! といっても、あの坂本龍馬氏の定宿ではありませんが、

「一保堂」の屋号をくださったという山階宮、について調べてみましたら、幕末に誕生した皇族一家の一つでした。

ここにもまた、幕末の知られざる?ストーリーがあるようですので、機会があれば書きたいです。


一保堂茶舗には、お抹茶、玉露、煎茶と、さまざまな日本茶が並びます。

お値段も、ぴんからきりまで様々です。


私の一番のお気に入りは、お番茶の一種、「極上ほうじ茶」です。




蓋を開けるたびに広がる、香ばしい香り… たまりません。

葉は、このように、他のほうじ茶とあまり変わらないように見えますが、




香ばしさが、他とは全然違います。 香りも記事で伝えられたらいいのに!!


ちなみにこの茶さじは、




一保堂茶舗のオリジナルで、缶入りの茶葉を購入すると、つけてくださいます。

それぞれのお茶を一番おいしく飲むのに必要な茶葉の量が、「大さじ○杯分」と表されているので、

その目安に、この茶さじが重宝しますね。もったいなくて、捨てられません←


ここ京都本店には、「喫茶室 嘉木(かぼく)」が併設されており、スタッフの方からお茶のおいしい淹れ方を直々にご指導いただき、 自分でお茶を淹れるところから(これがいいですね!)、楽しむことができます。




この日も、もちろん「極上ほうじ茶」をいただきました(*^.^*)


*極上ほうじ茶のおいしい淹れ方*

①茶葉を大さじ山4杯(約10g)、急須に入れる。 

 どのお茶でも、茶葉は、多いかな?くらいがちょうどいいそうです。


②沸かしたばかりの、あっつあつの熱湯を、急須に注ぐ。

 ※玉露、煎茶は、60度~80度の、少し温度の下がったお湯が適していますので、要注意。


③ひと呼吸、置く。(30秒くらい) ←決して、ゆすらないこと!お味が濁ります。

 ※次の一杯からは、茶葉が開いているので、お湯を注いだらすぐに湯呑みへ。


④最後の一滴まで、湯呑みにしぼり注ぐ。 

 最後の一滴が、一番おいしいので、最後まで辛抱強く待ちます!

 (紅茶の世界では、ベスト・ドロップなどと言われますよね。)


⑤次の一杯のために、急須の蓋を少しずらし、中の茶葉が蒸れないようにしておく。

 これをするとしないでは、次のお味が全然違います。ぜひご自宅でもお試しください!


それぞれのお茶に合う和菓子(提携しているお菓子屋さんのもの)を、一緒に出してくださるのがまた嬉しいですね♡

ゆっくり、まったりと、お茶の時間を楽しみました。

ちなみに、






も、お気に入りです(●´ω`●)ゞ


一保堂茶舗では、日常に飲むお茶から、特別なお客様に出したいお茶まで、さまざまにラインナップされているのが嬉しいですね!

ヒヨコ ここ、一保堂茶舗では、お茶の教室なども開いていらっしゃいます。

以前、ふらっとお店に立ち寄った際、日本茶ミニ講座を開いてくださいました。

大好きな日本茶のことをよりよく知ることができて、とても貴重な体験をさせていただきました。

今も定期的に催されているようですので、お茶に興味をお持ちでしたら、ぜひhpをチェックしてみてください。


一保堂茶舗の店舗は、この京都本店の他、「東京丸ノ内店」もあり、そちらにも喫茶室がございます。

また、お茶の購入だけが目的でしたら、全国の百貨店でも取り扱われているほか、オンラインでも購入できます。


この一保堂茶舗のほかにも、お気に入りのお茶屋さんが京都にはたくさんあるので、また書いてみたいと思います。



*追記*

大事な情報を、載せ忘れました。




場所は、京都市役所の西側を通る、「寺町通」沿いです。

約400年前、豊臣秀吉氏が、市中のお寺をこの地に集めたことから、 「寺町通」と名付けられたそうです。 

この通りには、雰囲気のある骨董店や器のお店が多く、落ち着いた空気が流れます。


追記ついでに、こちらも。




年末のこの期間のみ、お茶を購入すると、いただくことができます。




一保堂のロゴが入った、キッチンタオルです。いいですよね♪♪