伏見の夜と霊山歴史館友の会年末懇親会 | 京一花日記帳

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底冷えの寒さの中、きりっと晴れた、京都の土曜日です。


ヒヨコ


先週の土曜日12月7日、石清水八幡宮の維新土曜トークののち、

伏見の「鳥せい 本店」で行われた、「霊山歴史館 友の会年末懇親会」に参加しました。


会までに時間があったので、伏見散歩にお出かけしました♪




薄暗くなって、灯りが入った「龍馬通り」。夜に来るのは初めてで、昼間とはまた違った雰囲気を楽しみました。

少し進むと、こんな看板が!




手づくり市!しかも、お登勢さんの…!?とっても気になります。

今年は翌日の12月8日まで。 残念ながら行けなかったので、来年の機会を待ちたいと思います。

そして、そのすぐそばには、こんな自販機が!




さっそく購入してみました!






なんともまろやかなお味です。 機会があればぜひお試しください!


その後、(また)龍馬館へお邪魔させていただきました。
お店の方、閉店準備が終わったところにもかかわらず、快く入れていただいて…今回も本当に、ありがとうございました。

さらに進んで、龍馬通りの南端まできたところで、




右へ曲がるとすぐに、「旅籠 寺田屋」があります。




夜の寺田屋はまた、趣が違いました。

八木家もそうでしたが、日が落ちてから訪ねると、また新しい姿に出逢えますね。




この表札、前回は気づきませんでしたが、まるで、ここが龍馬さんのお宅のようで面白いです(笑) 

この寺田屋さんの斜め向かいに、おいしいおせんべい屋さん「小倉山荘」というお店があると職場の方に聞いたので、寄りました。
店内には、所狭しとおせんべい、おかきが並んでおりました。餡を使った和菓子も♪





いよいよ、懇親会の会場、伏見「鳥せい」本店へやってきました。




風情のある酒蔵が、辺り一帯、ずらっと連なっておりました。

私はお酒をあまり飲まないのですが、例の「御香水」を使った伏見の清酒、 一度はこのエリアをぶらぶらしながら、楽しんでみたいです。




こちらの「神聖(しんせい)」は、伏見のお酒の銘柄のひとつで、(株)山本本家さんのお酒です。

しぼりたて新酒「たれ口」も、人気のようです!


この左隣にある「鳥せい 本店」は、1976年(昭和51年)に山本本家さんが、自身の酒蔵の一部を改造して開店されたのだそうです。


友の会のスタッフの方が、この「神聖」のお店のお酒を使ったアイスクリームをお勧めくださいましたが、

今回は機会を逃しました。次回は!


そうして、いよいよ、懇親会が始まりました。

同席いただいた方々は、木村幸比古氏(霊山歴史館副館長さま)、 維新土曜トークでガイドを務めてくださった木村武仁氏(霊山歴史館学芸課長さま)をはじめとした、 雲の上の存在の方々ばかりで…


私なぞのど素人が紛れこんでしまってもよいのか、何度も何度も「これは夢ではないのか!!」

と胸の内で問いただすことを繰り返した、畏れ多すぎる場、でございました。

まさに夢心地・・・の中でも、お一人おひとりのお言葉を聞き漏らすまいと、頭と耳をフル回転させ、 時間はあっという間に過ぎてゆきました。
無知な私を、呆れもせず優しく迎え入れてくださった先生方、本当にありがとうございました。

また、私と同じように、初めてこの会に参加されたという方々とも、お友達になりました。

幕末を通して出逢ったすべての方とのご縁を、これからも大切にしていきたいです。

さて、鳥せいからの帰り道、一緒になった先生に、すぐ近くのこちらをご案内いただきました。




ここは、「伏見御堂」と呼ばれ、幕末の1868年(慶応4年)1月2日、「鳥羽・伏見の戦」の前日の夕方、

会津藩の先鋒隊約200名が、こちらに宿陣した場所だそうです。

東本願寺の別院として建立されたもので、本堂もあったのですが、老朽化で1990年に解体され、

現在は、この山門と、鐘楼(鐘を吊るし、時を知らせる場所のこと)、大銀杏のみが残っているそうです。


さらに、伏見桃山駅に戻る途中…

「大手筋商店街」内、宇治茶の販売で名高い「松田桃香園(まつだとうこうえん)」さんのお店に、




まさかの侵入者!!!

という、楽しい場面もありましたヘ(゚∀゚*)ノ


夜の幕末散歩、また出かけてみたいです。