京都 秋の特別公開「金戒光明寺」(前篇) | 京一花日記帳

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*京都や幕末、日々のことを綴っています。ご訪問ありがとうございます*

京都は、ものすごい寒波を迎えています((゚m゚;)
京都府最西端の京丹後市では今日、大粒の雪が降ったようです。
みなさま、どうか暖かくしてお過ごしください。

さて・・・遅くなりましたが、先週の日曜日、金戒光明寺(くろ谷さん)へ行ってきました。


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燃えるような紅葉にお迎えいただいて、唯一無二の時間を過ごしました。


ヒヨコ

三条通を東へ登っていくと、つきあたりがここ、「蹴上」です。


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ここ蹴上は、京の東の玄関口です。東国から上洛する際、皆こちらの蹴上を通って、京に入りました。

ここから三条通を下って、東海道五十三次の終点・三条大橋へと進んでいったのですね。

文久3年(1863年)3月、わずか10日前に京に到着したばかりの浪士組が、229年ぶりに上洛した将軍・徳川家茂公を出迎えたのも、こちらです。


ちなみに、三条通沿い、三条大橋とこの蹴上の間には、こちらもございます。


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「青蓮院塔頭・金蔵寺」跡です。 (↑この石碑は、京都龍馬会さまによって建立されました。)


三条蹴上の交差点を北へ曲がるとすぐに、「インクライン」です。


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線路を歩いて楽しむ紅葉。春には桜がとっても綺麗です。


さらに北上して、「琵琶湖疏水」に沿って進みました。


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このインクライン・琵琶湖疏水は、京都の歴史を語るうえで欠かせないものです。別の機会に書いてみたいと思います。


「平安神宮」 到着です。


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伏見酒が奉納されています。伏見「御香宮神社」の御香水がたっぷり使われているんですね!


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平安神宮ではこの日、「献菓祭」が行われていました。


*献菓祭*

平安神宮の崇敬団体、全国銘菓献饌奉賛会が全国の老舗製菓業者の銘菓を取りまとめ、ご神前にお供えして、斯界の繁栄を祈願する祭儀。


日ごろからお菓子さまには大変お世話になっておりますので、参拝してまいりました。


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↓ これ、全部お菓子で作られているんですって!!


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広いお部屋を囲む四方の壁には、全国から奉納されたその土地の銘菓がずらりと並び、圧巻でした。


平安神宮を後にして、すぐ近くのこちらを訪ねました。


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「京都守護職屋敷門」 です。 (バスプールの奥にありますので、行かれる方は気をつけて…)


京都守護職屋敷は、現在の京都府庁が建つ位置(京都御苑の西側すぐ)に存在しましたが、こちらは、その門の一つを移築したものです。立派ですね!

ちなみに、正門(南門)は、京都国際ホテルの裏手(二条城の東側すぐ)に移築されています。


※右手前の石碑は、あの「押忍(オス)!」という挨拶を生み出したという男子専門校、「大日本武徳会武道専門学校」(昭和22年(1947年)廃校)の最後の校長を務め、俳人としても活躍された鈴鹿登氏の句碑であり、京都守護職とは関係ありませんでした。


さて、ここからいよいよ、金戒光明寺へと向かいます。が、 その道中、(いつものように)さまざまな誘惑が…

平安神宮の東側すぐ。岐阜のチーズケーキ専門店、「チーズケーキプリンセス」の京都店です♡

町家カフェになっていて、まったりできます。


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東山の向こうから、ひこうき雲が3本!


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あと少しで到着!というところで、京町家にお住まいのこちらの姉妹とばったりお会いしたものだから、井戸端会議が始まってしまいました。


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なんとか抜け出して、ついに到着。


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金戒光明寺(京都守護職本陣)、通称「くろ谷さん」です。こちらに、会津藩主・京都守護職 松平容保公がいらっしゃったのです。


つづきは、後篇にて…。