歴史秘話ヒストリア「龍馬が愛した女」 | 京一花日記帳

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今夜の歴史秘話ヒストリア、ご覧になりましたか?


「龍馬が愛した女 ~お龍 知られざる素顔~」と題して、坂本龍馬氏の妻、楢崎 龍さん(お龍さん)を特集していました。


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新しいことを知ったので、忘れないように書き留めます。(文章のみで、読みにくくてすみません。)


ヒヨコ 上の、若い女性の写真(綺麗な人・・・)と、晩年のお龍さんご本人の写真が同一人物かどうか、2008年、警察庁 科学警察研究所が科学的調査を行ったこと。


・・・こんなことが行われていたとは!素晴らしい。

高知県の坂本龍馬記念館が、依頼をしたそうです。写真を見る限りは別人のよう。

でも、調査の結果は「同一人物の可能性あり」だそうです。ただし、決定的な根拠は見つかっていないので、真相は不明。


ヒヨコ お龍さんの父(医者)は勤王派で、反幕府の武士が多く集まり、お龍さんは女性でありながら、政治に明るかったと言われていること。


ヒヨコ 池田屋事件で、新選組は龍馬氏の隠れ家にも御用改めを行い、龍馬氏は不在だったが、お龍さんの母を拘束したこと。
そして、それをきっかけに、お龍さんを守るために、祝言を挙げたこと。(出会ってからわずか3ヶ月)

ヒヨコ 龍馬氏は、当初はお龍さんに、天下国家のことに口出しは不要、自分を陰ながら支えることを期待し、結婚は、仲間内以外には秘密としていたこと。


ヒヨコ ところが、寺田屋事件でお龍さんが必死に伏見を走り回り、薩摩屋敷に誰より早く事件のことを伝え、龍馬氏の命を救ったことで、龍馬氏はお龍さんを自分の相棒と認め、結婚を公にしたこと。


・・・女性と歩くことは恥ずかしいことだった時代、龍馬氏はお龍さんを堂々と連れて歩くようになります。

お龍さん、嬉しかったでしょうね(*^.^*)


ヒヨコ 薩摩での湯治滞在中、一緒に登った高千穂峰の山頂で、ふたりで天逆鉾を抜いてしまったというエピソード。


・・・お姉さんへ宛てた手紙での、龍馬氏のこの時の図入りの報告の詳しいことといったら!

よっぽど、楽しかったんでしょうね♪


ヒヨコ お龍さんが、回想録で、龍馬氏の死の知らせを聞いた際のことを、こう振り返っていること。

「今まで我慢に我慢をして、泣いては女々しいと耐えていたものが、龍馬生存中のいろいろが胸に浮かんできて、我慢がしきれなくなって思わず泣き倒れたままでした」


・・・お龍さん、男勝りの強い女性という印象が強かったのですが・・・

やはり、ずっと気張っていたのですね。本当は、普通の若い女性と同じように、慕う殿方を想ってつらい心を耐えていたのですね・・・。

番組のこの場面では、私まで号泣です。


ヒヨコ 下関の桜山神社に、龍馬氏と親しかった高杉晋作氏の発案で、吉田松陰先生をはじめ、維新の動乱の中で亡くなった方々の慰霊碑が建てられており、お龍さんは、龍馬に代わって、彼らを弔う歌を詠んだということ。


・・・お龍さんは、龍馬の亡き後も、龍馬夫人としての役目を果たすべく努力されたのですね。


ヒヨコ 龍馬氏が脚光を浴びるようになったのは、明治16年、龍馬氏の伝記小説である、「汗血千里駒(かんけつせんりのこま)」が出版されたのがきっかけだったということ。


ヒヨコ お龍さんは死後、再婚して晩年を過ごした横須賀にある信楽寺に葬られたが、お龍さんの意志によって、墓石には再婚後の名前「西村ツル」でなく、「坂本龍馬之妻 龍」とあること。


・・・お龍さんは、龍馬氏の死後、あまり幸せとは言えない人生を送られたと記憶しています。

その男勝りな性格からか、あまり周囲の人間からの評判がよくなく、彼女を援助する人も少なかったため、いろいろな人を頼っては全国各地を転々とします。

やがて西村松兵衛氏と再婚しますが、のちにお龍さんの妹が彼と内縁関係になってしまい、晩年は一人で、貧しく酒に溺れた余生を過ごしたとか・・・

彼女にとっては、龍馬氏と過ごした数年間が、人生で最も輝いた時間だったのでしょうね。墓石の名前も頷けます。


ヒヨコ 平成22年1月15日(お龍さんの命日)、京都から横須賀の信楽寺へ龍馬氏の霊魂が運ばれ、初めて、夫婦並んでの供養が行われたこと。現在は、おふたりの木像が並んでいること。


・・・143年ぶりの再会・・・。

よかったね、龍馬さん。よかったね、お龍さん。これからは、一緒にいられるね。



ところで、今さらですが龍馬氏、本当に筆まめ。

離れている間、(お姉さんだけでなく)お龍さんにたくさんの手紙を送られていたようです。

こんな遠距離恋愛なら、寂しくないですね。


※お龍さんは、龍馬氏の死後、彼から送られた手紙のほとんどを、他人に見られないように、と燃やしてしまったそうです。それほどまでに、ふたりの大切な想い出だったのですね・・・。


また…お龍さんて、どことなく、新島八重さんと印象が重なります。

堂々としたハンサム・ウーマンであるところに、龍馬氏も、新島襄氏も、惹かれたのでしょうか。