土方歳三「豊玉発句集」 | 京一花日記帳

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京都は、雨が似合いますね・・・。


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また台風がやってくるんですよね。日本が恋しいみたい。


さて、先週末、霊山歴史館で、このようなものを入手しました。


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土方歳三氏による「豊玉発句集」をあしらった、ブックカバーです。

幕末維新ミュージアム霊山歴史館の学芸課長、木村幸比古氏監修。 もちろん、土方歳三資料館協力です。


「豊玉発句集」といえば、

土方氏が、文久3年(1863年)初春、試衛館の面々と上洛する直前に、

これまでに詠んだ俳句からお気に入りを集め、自ら一冊にまとめた歌集です。


豊玉とは、土方氏の俳号(俳句を詠む際につける風雅な名のこと)。

土方氏、このとき29歳。

多摩で過ごした青年時代、たくさんの俳句を詠まれたのですね。


私は俳句に全く疎いのですが、、飾らない真っ直ぐな句が多いことがわかります。


ここで、疑問がふたつ。

①現代は、20代で俳句をたしなむ方はそう多くないと思いますが・・・、

幕末において、俳句は20代くらいの人々の間でポピュラーな趣味やったのかな?

②土方氏本人は、自分の俳句を人に見られることをどう思っていたのかな?

ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただきたいです!!


とくに、②の方は、すごく気になります。

自らお気に入りの句を本にまとめるくらいだから、人に読まれたかった?

それとも、この本はあくまでも自分の記録用か、身内の者に自分の記録を残すためで、

人に見られたくない、見られるのは恥ずかしいと思っていたのか?


私の想像は・・・後者。

もし私が土方さんの立場やったら、そうなるかな・・・と思いました。

土方氏、自分の俳句集がこんなふうにブックカバーになって、

霊山歴史館や土方歳三資料館のみならず、

通信販売やネット販売(amazonにもありましたw)で全国に販売されていることを知ったら…

どう思われるのでしょうか(笑)

おそらく、まずはおったまげて(笑)、そのあとは・・・、照れる?喜ぶ?怒る?悩む?(笑)


皆さまは、どう想像されますか??


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ブックカバーは、(私の想像ですが)土方さんの思いを汲み、家でこっそり使わせていただきます←


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文庫本にぴったりの大きさです。


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