こんにちは。

 

睡眠の質を変える栄養士

 

松下京子です。

 

 

秋の夜長となりつつありますが、

 

よく眠れていますか?

 

日本では、5人に1人

 

60歳以上なら 3人に1人が

 

睡眠に関してなんらかの不調を抱えているそうです。

 

 

東京新聞「暮らすめいと10月(2023年180号)」より

 

睡眠の記事をご紹介します。

 

 

 

暮らしの診察室 Q&A

 

 

Q1、なぜ睡眠は大切といわれるのでしょうか?

 

A:睡眠は、疲労を回復させる唯一の方法だからです。

  睡眠によって疲労を回復することができなければ、

  頭がぼーっとしたり、気分が沈んだり、日中の行動に支障をきたします。

 

 「なかなか寝付けない」「眠りが浅い」など

  睡眠に関する悩みを持つ人は多いですが、根底にあるのは

 〝眠れない〟ことではなく、〝寝ても疲労がとれない〟ことです。

 そこには、自律神経の機能低下が関係している可能性があります。

 

 

 

Q2 、睡眠不足と不眠症の違いは何でしょうか?

 

 

A:睡眠不足は不規則な生活サイクルなどが原因で、

疲労を回復するのに十分な睡眠時間が取れない状態のことです。

一方不眠症は、睡眠障害の一つです。

  本人が困っていない場合は障害に当たりませんが、

  集中力や記憶力の低下、イライラしやすいなど

  生活や心身に何らかの支障を及ぼしている状態であれば

  睡眠障害といえます。その原因はさまざまです。

 

 

睡眠不足・不眠の主な原因

①過労・ストレス右矢印自立神経が常に緊張した状態にある

②体の不調右矢印頻尿や喘息など、病気が原因で眠れないことも

③睡眠環境右矢印騒音や室温など寝室の環境が悪い場合も

④アルコール・化学物質右矢印お酒やたばこ、服用中の薬の副作用など

⑤生活習慣右矢印食事、運動、入浴などの習慣が影響している場合も

⑥うつなどの精神疾患右矢印気分の落ち込みや無気力が伴う場合は専門医へ

 

 

全く眠くならないときの対処方法

 

 

布団に入ってから15分~20分たっても寝られない場合は、

布団から出ましょう。

人の脳は、場所と行為をセットで記憶する習性があります。

布団に入っても寝られず焦ってしまうと

本来であれば「布団の中=寝る場所」と脳が記憶するところ

「布団の中=寝られずに焦る場所」となってしまい

余計に眠れなくなる原因になります。

布団から出たら、読書をしたり音楽を聴いたりして

自然に眠くなるのを待ちましょう。

この時スマートフォンを見るのはNGです。

 

 

 

 

東京疲労・睡眠クリニック院長

梶本修身先生