このメンバーだったら、この作品を紹介しないといけないでしょう。
最近、日本では、プーランクのこの作品を演奏するときは、ほぼ、児玉桃、麻里姉妹ですよね。 特に、児玉桃は、フランス近代を積極的に録音していて、スペシャリストと言えると思います。 なので、ここでは、第1ピアノは、児玉桃です。 フランスで教育を受けたらしい明るく透明感のあるピアノで、確かに、作品に相応しい。 そして、作曲者本人とフェブリエの録音では、ルバート気味に弾いている部分でも、イン・テンポで、さらりと弾き切っています。
伴奏のオケも、ケント・ナガノは、即物的な解釈ですが、フランス物を弾かせては、本国フランスのオケも一目置くスイス・ロマンド管弦楽団が、独特の透明感ある響きと、名手ぞろいの管楽器で、新しい代表的音源としての、地位を確立したように思います。
また、DSD録音で、SACDでリリースされていて、これまでの録音以上に、細かい音が聴こえて、あちこち、新しい発見があります。 いや~、買ってよかったぁ~~~~。
フランス近代ファン必聴!!