ジョルジュ・プレートル | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 Georges Prêtre 1924-2017 生誕100年です。

 生粋のフランス人指揮者であり、デビューからしばらくは、クリュイタンス、ミュンシュ、マルティノンなど、そうそうたる巨匠がいたため陰にかくれていましたが、熟年になってから世界的巨匠として評価された人です。

 フランス北端の、ワジエに生まれ、1932年、近くのドュエー音楽院に入学、ピアノ専攻。 1935年に、パリ音楽院に入学するが、家庭の経済的事情により、専攻をオーボエからトランペットに変更する。 在学中は、アルバイトとしてジャズ・トランぺッターをやり、イヴ・モンタン、エディット・ピアフなどの伴奏も務めた。 1944年、プルミエ・プリを得て、さらに指揮に興味を持ち、クリュイタンス、デルヴォーに指揮法を、和声を、デュリュフレに師事。

 1946年から指揮活動をはじめ、まず、オペラ指揮者として名をあげ、1962年に、カラヤンの推挙でウィーン国立歌劇場にデビュー、1964年には、アメリカ、メトロポリタン歌劇場デビュー、1970-71まで、パリ・オペラ座音楽監督と、世界的な評価を得る。 マリア・カラスのお気に入りの指揮者として、実演、録音ともに多いのも有名ですね。

 1959年に、プーランクのオペラ「人間の声」を初演したとき、プーランクに気に入られ、プーランクのスペシャリストとしても評価が高いです。 

 オーケストラの常任には、あまり恵まれていませんが、60代以降、ドイツのオケとも密接な関係になり、フランス物だけでなく、ドイツ=オーストリア系の作品も、独自の個性を発揮したようです。 

 2017年1月4日、フランス最南部のスペインにほど近いタルヌ県Navèsにて没。

 指揮者としての評価は、おおむね、フランス物が得意で、オペラもフランス物が中心と、言うことになっているようです。 それでも、晩年近くの、ドイツ=オーストリア系の音源や動画が、さかんに紹介されているところを見ると、スクロヴァチェフスキなどの、「遅れてきた巨匠」としての評価もありそうです。

 

音源は、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」です。 まさに、フランス人指揮者の面目躍如^^b

 

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