ラプソディ・イン・ブルー初演100周年 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 ラプソディ・イン・ブルーといえば、パリのアメリカ人とともに、ジョージ・ガーシュイン(1898-1937)の代表作として有名ですね。 どちらも、ジャズのイディオムを取り入れて、聴きやすいクラシック音楽として、定着しています。 そして、さまざまなコンテンツでも使われ、特に「のだめ」で、ピアニカ・バージョンが使われたことでも、さらに、有名になりました。 

 そもそも、ガーシュインは、ミュージカルやポップ・ソングでヒットを量産した人なんですが、当時、盛んだったシンフォニック・ジャズの大物ミュージシャン、ポール・ホワイトマンが、ガーシュインにオファーする前に、新聞記事で、「ホワイトマン氏が、ガーシュインに曲を発注する」と、書かせてしまい、それに抗議しに行ったガーシュインに、書くことを承諾させるという、超スタンド・プレーから、生まれたのでした。

 ガーシュインが、オーケストレーションに不慣れだったことと、2週間しか時間がなかったため、ホワイトマン楽団の専属アレンジャーだった、ファーディ・グローフェが、ガーシュインが、2台のピアノ用に作曲するしりから、アレンジしていったのでした。

 それでも、初演が大成功に終わり、アメリカ人初の、ジャズのイディオムを取り入れたクラシック音楽として、記念碑的な作品となったのでした。 

 この曲は、さすがに、そんなにネタはないだろうな・・・・と、思って調べたら、意外にあるんです。 まず、現行のオーケストラ・バージョン、そして、初演時の、ジャズ・バンド的なものに、ヴァイオリンとコントラバスを加えたもの、と、大まかに2種類あるし、クラシック寄りか、ジャズ寄りか、というアプローチでも、全然変わります。 と、いうことで、1年を通じて、いろいろなバージョンの、「ラプソディ・イン・ブルー」を、紹介します^^b

 

  

 まずは、アントルモンのピアノと、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団のものを。 実は、この録音までは、前半の部分に、大幅なカットをして演奏するのが普通だったのを、復元して演奏した初の、完全全曲版なんです。 演奏スタイルも、ほどよくジャズっぽくて、ゴージャスな響きが良く、まずは、多くの人が聴きやすいだろうと、取り上げました。

 

 

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