モータウンにとって1973年は、比較的ヒットが少ない年でしたが、ビッグ・アーティストの代表的ヒットが生まれた年でもあります。 では、その3曲を。
まずは、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「さよならは悲しい言葉」。
アメリカは、ジョージア州アトランタ出身で、グラディス・ナイトを中心に兄弟といとこで結成したグループで、この曲は、モータウンに移籍して間もなくでした。 ビルボードでは2位でしたが、ソウル・チャートで1位を獲得。 同グループを代表するバラードです^^b
次は、ダイアナ・ロスの「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」。
すでに、大物歌手だったダイアナ・ロスが、放った大ヒットです。 こちらは、ビルボードのシングル・チャートで1位になりました。 歌詞は、カップルが別れる時の話で、女性から、「夜じゃなくて、朝になってから、私に触ってからお別れにして。」と、お願いする内容です。 うまくいっていた時期を回想するように、途中でテンポ・アップするのが特徴です。
最後は、マーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」。
1971年に、反戦的な内容の、「ホワッツ・ゴーイン・オン」をヒットさせましたが、こちらは、うってかわって、愛する女性をベッドに誘う内容です。 こちらは、私生活をほうふつとさせる赤裸々な歌詞が大いに受けました。