これは、謎多き音源です。
ミュラー=ブリュールは、ケルン室内管弦楽団の音楽監督になってから、巨匠時代、古楽の隆盛、現代楽器による古楽奏法の援用という時代を生きてきたため、常に、現代楽器の室内管弦楽団で、古典派以前の作品を、どういう風に演奏するか?を、考え続けた人でした。 研究が進むにつれて、古典派の時代には、たくさんの慣習、決まり事があって、それを守っていれば、新作を初見で演奏してもなんとかなるところまでいってました。 それを、大胆に反映させ、時には、慣習のすき間を突いた解釈をも採用して
さて、この曲ですが、よく聴いてもらうとわかりますが、第1楽章中ずっと、クレッシェンドとデクレッシェンドを繰り返しています。 前に、NAXOS・ジャパンの広報の人が、アメブロをやっていて、この件を確かめたんですが、帰ってきた答えが、「私の担当の時じゃなくてよかった。」でした(笑) つまり、レーベル担当者もわからなかったんです。 ミュラー=ブリュールのことですから、何がしかの慣習か解釈から、導き出したとおもんですが、今となっては藪の中です。 さて、みなさんは、どう思いますか?
自分が死んだら、ミュラー=ブリュールに、確かめたいな。