これも、ケーゲル・ファンの間では、有名な音源です。 ただ、フランス近代フリークとしては、ドイツのオケが、ラヴェルを、ちゃんとやれるのか? と、思っていたんですが、どうも、ケーゲルは、ラヴェルに関しては、20世紀作品という位置づけで取り上げていたようです。
そこに、フランスの作品なので、できるだけ明るい音色を、持ち込んでいるようです。 当時の東ドイツでは、まったく方向性の違う響きであったので、ここまで、作品に合った演奏をするのには、並たいていの苦労ではなかったと思いますが、アンサンブルも破綻せず、最後まで聴かせます。 ただ、最後の最後は、ちょっと危うい感じになりますが、フランスやアメリカのオケでも、崩れかけるものはあるので、及第点でしょう。
ドイツとは思えん明るい音色や(’’