坂本龍一が、18歳の時に書いたクラシック作品です。 まだ、東京芸術大学在学中で、当時、影響を受けたオリヴィエ・メシアンと三善晃の影響が、強く出ていると言われます。 メシアンは、フランスの大家だし、三善も、フランスに留学して、デュティユーに影響されているので、確かに、20世紀フランスっぽい響きが、感じられます。 際立つリズム、美しい不協和音など、まさにそれ。 坂本自身が、「自分より数段うまい。」と、言った岡城千歳によって、曲の本質を、鋭くえぐっているように思われます。 とにもかくにも、こんな作品を、若くして書いてたんですから、やはり、天才の系譜なんでしょうね、教授は。
激しくも美しい不協和音です^^b