リゲティ・ジョルジュ | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

  Ligeti György 1923-2006 生誕100年です。

 20世紀を代表する作曲家で、難解な作風のわりに、ファンの多い人でもあります。

 現ルーマニアの、トランシルバニア地方中南部のトゥルナヴェ二生まれ。 少年の頃は、有機化学と数学に熱中していたが、1941年、コロジュヴァール(現クルジュ=ナポカ)の大学に合格したが、当時は、ユダヤ系住民に対する入学制限があり、そのため、同地の音楽院に転入され、作曲を、ファルカシュ・フェレンツに師事(1943年まで)。 第二次大戦後は、ブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学で、コダーイ・ゾルタンやファルカシュ・フェレンツらのもとで学び、1950年から56年まで、同音楽院で教鞭をとる(和声と対位法)。 この頃から、作曲を始めるが、後の作風とは違うものの、独創的なものであった。 しかし、当時のハンガリーでは、前衛的な音楽の情報は、全く入らなかったため、リゲティの作品の上演のチャンスはなかった。 1956年のハンガリー動乱を受けて亡命、オーストリアに居を構え、ケルンの電子音楽スタジオにて1957~59年まで働く。 この時、ウェーベルン、シュトックハウゼン、ブーレーズなどの、同時代の作曲家を知る。 その後は、さまざまな現代音楽講習会で講義するとともに、音楽大学の名誉教授にもなったが、1973年から89年まで、ハンブルク音楽演劇大学で、作曲家の教授を務めた。 1968年、オーストリアの市民権を得てから、その地を本拠に活動し、2006年、ウィーンにて死去。

 民謡と20世紀音楽のスタイルを融合した作風から始まり、半音以下の音程の音で埋め尽くす「トーン・クラスター(本人は、ミクロ・ポリフォニーと呼んでいた)」を使った時期を経て、全音音階的な音を使う手法になりましたが、アフリカなどの、非西欧的音楽に接近したり、ポリリズムを駆使したりと、変化し続けた作曲家です。

 

 

では、映画「2001年宇宙の旅」で使われた「ルクスエテ(永遠の光)」と、チェロ・ソナタを。 思ったほど聴きにくくはないです。

 

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