いちおう、名演奏と言われているスイトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンの、スッペのオペレッタの序曲集です。
実は、オリジナル・マスター・テープは、音が歪んでるんです。 1990年代に、日本盤の廉価シリーズでリリースされたときには、ジャケットに、「音が歪んでいるのは、マスター・テープによるものです。ご了承ください。」と、書いてあったんです。 ところが、あらためて、ベルリン・クラシックスのボックス・セットを聴いてみると、歪がないんです。 ベルリン・クラシックスは、早くから、コンピューターによるノイズ除去システムを使っていて、ここでは、歪成分も除去したようですね。 個人的には、ノーノイズ・システムは、楽音成分も取り除くきらいがある感じなので、最適とは思わないんですが、この音源に関しては、ありがたいですね。
そして、やはり、当時の東ドイツの国を挙げての事業だったこともあり、真剣に精一杯演奏していて、いまだに、トップを争うほどの名演奏になっていると思います。
では、2曲どうぞ。 スッペが聴いたら涙を流して喜ぶかも(笑)