「かなしき愛」「エイヤ」  ダンスリー | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 去る7月1日、中世、ルネサンス合奏団の草分けで、兵庫県は西宮市を本拠とするダンスリールネサンス合奏団主宰の、岡本一郎さんが亡くなりました。 50年前の、1972年に結成。 まだ、日本では、このジャンルの音楽は、ほとんど聴かれていませんでした。 そんな中、10枚ほどのアルバムを、録音していますが、CDでは、この、坂本龍一とのコラボ・アルバム「ジ・エンド・オブ・エイジア」しか現在手に入りません。 幸い、中に、13世紀から16世紀までの作品を収録しているので、それを、紹介していこうと思います。 今回は、13世紀の物を2曲。

 

 トルヴェール、日本では、吟遊詩人と呼ばれる12~13世紀のフランスの宮廷で主に活躍した人たちです。 それを、庇護したナヴァール王ティボー4世も、曲を作ったそうで、これは、その1つです。 トルヴェールの曲の題材は、十字軍の話や宮廷の中の愛の物語だそうです。

 

 トルヴェールからさかのぼること約一世紀、南フランスを中心に活動したトルバドゥール。 吟遊詩人のルーツで、内容も、トルヴェールとほぼ一緒です。 ただ、この「エイヤ」は、たくさんの聴衆の前で演奏し、歌い手が歌って、聴衆が、「エイヤ!」と返すコール&レスポンス風にしたのではないか? とも、言われています。 

 

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