100年前のフランス六人組その4 デュレ | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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 1922年は、オーリックとタイユフェールが、これと言った作品を書いていないので、これが最後になります。

 六人組で、一番存在感が薄いのが、ルイ・デュレ(1888-1979)。 六人組で一番年上だったことと、六人組を、大まじめな共通の音楽を追求するグループだと思っていたので、ミーティングと称して集まっては、イス取りゲームをやったり(女性のタイユフェールがいたからね)するのに、我慢ができなかったらしい。 1920年には脱退しています。 それに加えて、共産主義に傾いていたこともあり、社会主義を賛美するわかりやすい作品ばかりになっていくので、シリアスなものは、若い頃に限定されてしまいます。 フランスでは勲章を授与されたりしているんですが、世界中のクラシック音楽ファンの中では、地味な存在ですね~。

 1922年には、最後の弦楽四重奏曲第2番が、作曲されています。 3楽章で、第1、2楽章は動きのある速めのテンポで、第3楽章は、「非常に穏健に」と指定されたゆっくりしたテンポです。 ラヴェルとストラヴィンスキーあたりに影響を受けた興味深いスタイルです。

 

いまだに、これが唯一の音源かも。

 

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