1982年のいけないJ・ポップ3選 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 今回は、1982年にリリースされたJ・ポップから、ちょっとアブナイ匂いのするものを、集めてみました。

 

 まずは、中森明菜の「少女A」。 彼女のセカンド・シングルになりますが、ファースト・シングルの、「スローモーション」が、王道のアイドル路線で、オリコン・チャート39位が最高だったのが、最高3位まで上がるヒットになりました。 この歌詞は、背伸びした、ちょっと危うい10代の女の子のイメージですが、原曲は、沢田研二用に作られてボツになった、中年のおじさんが10代の女の子を口説く設定の曲だったそうです。 

 

 次は、アン・ルイスの、「ラ・セゾン」。 はじめは、アイドルとしてデビューしたアンですが、桑名正博と結婚し、育児のため休養した後の、最初のシングルです。 結婚直前から、だんだん、ロック(歌謡ロック)路線になっていたんですが、この曲では、親友の三浦百恵(山口百恵)が、1度きりの約束で、歌詞を書いたものです。 「ラ・セゾン」は、フランス語で季節の意味ですが、もう1つ、「発情期」と、言う意味もあって、そういう意味も込めたそうです。

 

 最後は、忌野清志郎と坂本龍一がコラボした、資生堂のキャンペーンソングとして、大ヒットした「い・け・な・いルージュマジック」。 もともとは、キャンペーンソングを作る会議で、「忌野清志郎と坂本龍一を組ませればおもしろい」と、いう事で始まったんですが、それまでにも、坂本龍一が、自作のアルバム用の曲に、忌野清志郎に歌詞を依頼したけれど、スケジュールの都合で、実現しなかったエピソードもあり、レーベルも事務所も違う2人でしたが、コラボできることになりました。 形としては、忌野清志郎が坂本龍一を迎える形で、当時、忌野清志郎が所属していたロンドン・レコードからリリースされました。 バックのアレンジは、坂本龍一で、打ち込みなのに、ストーンズあたりの影響を受けた見事なロックに仕上がっています。 そして、ギター・ソロは、当時のRCサクセションの、中井戸麗一が、変名で参加しています。 もちろん、オリコン・チャート第1位になり、年間ランキングでも、20位につけました。 で、何がいけないかというと、この曲のPVで、本物のお札を、バラまいたり、キヨシローと教授のキス・シーンがあったりするんです(笑

 

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