今回は、作曲者のムソルグスキーのほうに、焦点を当てたロシア風です。
フェドセーエフといえば、あの、レニングラード・フィルの指揮者ムラヴィンスキーに目を付けられて、客演指揮者としてデビュー。 1974年に、この音源でもコンビを組むモスクワ放送交響楽団の、首席指揮者となり、このブログを書いている時点でも、良好な関係(たぶんまだ首席指揮者)を築いている人です。 個性派ぞろいのロシア(旧ソ連)の指揮者の中では、作品の魅力を忠実に再現すると、言われていますが、どうしてどうして(笑 この、「展覧会の絵」でも、ロシアらしく、バリバリ金管を吹かせて、ここぞという時に打楽器を炸裂させます。 もっとも、おもしろいのが、この演奏からは、フランス人のラヴェルがアレンジしたとは思えないほど、ロシア色に染まっているんです。 例えば、「古城」のサクソフォンさえ、沈むような暗い音色で、「ラヴェルって誰?」とでも、言っているようです。 演奏という行為の奥深さ、おもしろさを、いやというほど、味あわせてくれる音源です^^b
「キエフの大門」も、大迫力(^o^)
タケさんのmy Pick