夏なのでブラジル?(ぉぃぉぃw
NAXOSが、ブラジル外務省と組んで、18世紀以降の作曲家の作品約100点を、録音、リリースする企画「ブラジルの音楽シリーズ」の第1弾です。
ネポムセーノ(1864-1920)は、ブラジル音楽史に巨大な足跡を残した人物で、作曲家、指揮者、教育者として、ブラジル音楽の発展に、大きく貢献しました。 7年間ヨーロッパに遊学し、ローマ、ベルリン、ウィーン、パリで学び、ブラームスの信奉者だった、ヘルツォーゲンベルクに師事したことが、大きかったようです。 そして、グリーグの弟子と結婚したことから、グリーグと親交を結び、その影響で、自国の音楽を大事にするようになりました。 こういう経歴なので、ブラームス流のドイツロマン派を基本に、ブラジルの伝統音楽を組み入れた作風になりました。
まず、出世作の「ブラジル組曲」から、間奏曲です。 ブラジルのリズムの1つ「マシーシ」が、使われています。 第4曲「バトゥーキ」が有名なんですが、こちらのほうが、興味深かったので。
こちらは、ドイツで学んだことを、証明するような作風です。 ロマン派の交響曲としても、水準以上の作品で、今でも、ブラジルでは、よく演奏されるそうです。
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